関係悪化の中、トルコ・イスラエル間の貿易は30%増
2010年08月21日付 Hurriyet 紙

◆最近の緊張に反して、イスラエル・トルコ間の貿易は今年初めから7ヶ月でおよそ30パーセント増加した。

イスラエル国家統計局により行われた発表によると、イスラエルの対トルコ輸出額は32パーセント増加し、8億1,180万ドルに達した。
同時期のトルコの対イスラエル輸出額はというと30パーセントの増加で、10億4千万ドルに上った。
イスラエルと1998年に軍事協定を調印し地域的同盟を形成したトルコとの関係は近年冷え込んでいる。
この経緯において、最初の口火となったのが、2008年12月に始まったイスラエルのガザ攻撃である。
攻撃の前日、当時のエフード・オルメルト首相がアンカラを訪問し、トルコの仲裁で進められていたイスラエル・シリア平和プロセスに関する会見を行っている。
トルコ政府は、平和への努力を進めていた時期に、イスラエルがトルコに何の警告もなしにガザを攻撃したことを許さず、批判の度合いを常に強めていった。
ダボス会議では、レジェプ・タイイプ・エルドアン首相とイスラエルのシモン・ペレス大統領の間で起きた「1分」論争がこれに続いた。
3月3日のガザ支援船に対するイスラエル軍の攻撃と9人のトルコ人の死が、2国の関係の断絶点となった。
しかし、この1年間に起きたこれらの事件にも関わらず、少なくとも初めの7ヶ月では二国の経済関係がこの環境から被害を受けていないことが分かった。

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( 翻訳者:林奈緒子 )
( 記事ID:20001 )