「8カ国、8監督による建築家シナン」フィルム・プロジェクトはじまる
2010年08月23日付 Hurriyet 紙

ドキュメンタリードラマ・プロジェクト「8カ国、8監督による建築家シナン」の撮影がイスタンブル2010年欧州文化首都の援助によって始まった。

このプロジェクトは、我々の建築と芸術の歴史において非常に重要な地位を占めるオスマン朝時代の宮廷建築家頭、ミーマール・シナンの国際的な知名度を高めることを目標としている。このドキュメンタリーはオスマン帝国の下にあった8つの国(トルコ、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ、ブルガリア、ギリシャ、ウクライナ、シリア、イスラエル‐パレスチナ、ハンガリー)で、8人の監督によって撮影される。各国の最も優れたドキュメンタリー監督が撮影を行うプロジェクトの主監督を務めるのは数々のドキュメンタリーで成功をおさめたマフムト・ファズル・チョシュクン氏である。
プロジェクトの最初の舞台となるトルコでの撮影は欧州文化首都であるイスタンブルで始まった。ミーマール・シナンはイスタンブルを自身の建築によって形づけ、イスタンブルの都市としてのアイデンティティ形成に重要な役割を果たした。このミーマール・シナンの人生や、彼の作品を当時の衣装を使いながらそれぞれの時期ごとに取り扱う。

このドキュメンタリードラマでミーマール・シナンを有名俳優ジェマル・ヒュナル氏が演じ、エジェ・ウスル氏が当時の英雄の一人であるヒュッレム・ハセキ・スルタンを演じる。スタジオや図面を製作し、各章22分からなる8つの章においてシナンが生きた時代を当時そのものに創り上げ、オスマン朝の黄金期が衣装と建築物によってその文化に忠実に再現される。

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( 翻訳者:清川智美 )
( 記事ID:20010 )