10人を助けたのち死亡―リゼがけ崩れ被害地の「英雄」町長
2010年08月28日付 Hurriyet 紙

オスマン・クタイ前町長は、リゼのギュンドードゥ町ハミディエ地区で発生したがけ崩れで亡くなったが、死後、彼の英雄的行為が伝えられた。

サリム・ビルギンは激しい降雨の後に家族と隣人と共に閉じ込められ、友人のオスマン・クタイに電話して助けを求めた。このためクタイは小型トラックでハミディエ地区の高台の地域に向かい、友人のサリム・ビルギンと10人を車に乗せて町の中心に向かった。しかし小型トラックは道中、故障してしまった。このため車両から降りた10人は歩きながら町の中心に向かった。サリム・ビルギンとオスマン・クタイは車輌の許にとどまっていた。小型トラックの故障を修理しようとしていたビルギンとクタイは、この時、突然起こったがけ崩れの下敷きになり体が引き込まれ視界から消えた。助けに行ったクタイは大地の下敷きになり死亡した。チャイクルの年金生活者であったクタイは、退職後、洋服仕立業を行っていたと分かった。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:富田祐子 )
( 記事ID:20044 )