デンマーク司法当局、PKK系Roj TVへの裁判開始
2010年09月01日付 Milliyet 紙

デンマークのラルス・バルフォード法務大臣は(デンマーク)王国首席検事の要請に応じ、クルド労働者党(PKK)系放送局Roj TVとメソポタミア放送A/S親会社をテロ法に違反するとして(放送局)閉鎖のための裁判開始を決定した。

法務大臣の決定の後、コペンハーゲンのリゼ・ロッテ・ニラス検事は、Roj TVがテロ法に違反したため、コペンハーゲン高等裁判所において放送局閉鎖のための裁判が開始されると述べた。裁判開始に際し、元社長マノウチェル・ゾノーズィ氏の同局とPKKとの関係を示す写真が決定打となった。

ニラス検事は、放送局閉鎖の裁判開始理由として、刑法第 114条の「個人、団体或いは組織がテロ活動を目的として業務遂行する際には罰せられる」を挙げた。ニラス検事は、PKKがテロ組織であり、Roj TVに対して開始する放送局閉鎖裁判が欧州人権条約第10条「表現・情報の自由」に矛盾しないことを強調し、右条文にはテロ幇助及びテロのプロパガンダ活動は含まれないと述べた。首席検事がRoj TVへ放送局閉鎖裁判の開始を発表した一時間後には、警察が放送局センターを家宅捜査した。警察は建物内でRoj TVの口座を調べ、放送局所有のパソコンや資料を押収した。

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( 翻訳者:石川志穂 )
( 記事ID:20074 )