シリア大統領、通信部門の役割を強調、法改正にも言及
2010年08月30日付 al-Hayat 紙

■アサド・シリア大統領:「通信部門には経済をけん引する役割がある」

2010年08月30日付『アル=ハヤート』紙(イギリス)HPアラブ世界面

【ダマスカス:本紙】

シリアのバッシャール・アサド大統領は、通信部門が経済の強化と国民への基本的サービスの拡充をけん引する役割を持つことの重要性を確認しつつ、「技術産業を目指し、テクノロジー地区を創設しよう」と呼びかけた。

アサド大統領は昨日、政府系通信公社の取締役会と、通信省の最高管理部および同省所属の諸機関との会合に出席し、イマード・サーブーニー通信・技術相も同席する中、通信・情報部門の展望について検討した。大統領府発表の声明には、「とりわけ通信公社が株式会社への移行をはじめとする新たな試みに入ることから、通信部門の高い重要性と、同部門が最善の方法で経済の強化と国民への基本的サービスの拡充をけん引する役割を担うことの必要性」を確認するとのアサド大統領の言葉が引用されていた。大統領はまた、「他の公共部門も同じ道を辿るよう促し、国民により良いサービスを実現できる力を公共部門に整備するような形でこうした試みを成功させるために、最大限の努力を払おう」「国民の利益に反映するような形で公共と民間の両部門間の既存のつながりを活用しよう」と呼びかけた。

さらに大統領は「いかなる試みにおいても成功の秘訣は人的資源であるとの認識に立ち、職員に業務や改善への意欲を促すような形で、彼らを継続的に教育・訓練し、人物や業績を評価することによって、国家および公社全体で通信部門を躍進させること」の重要性を強調した。そして「現在の事態の進展ぶりにふさわしく、また国家と国民に便益がもたらされるような形で法律を常に発展させるため、通信公社や郵政公社その他、通信省の関連機関を統制している法律・法令を見直すこと」を呼びかけ、「技術産業を目指し、テクノロジー地区を創設することの重要性」を強調した。

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( 翻訳者:平川大地 )
( 記事ID:20075 )