バイラム間近か、観光地のホテルはほぼ満室に
2010年09月05日付 Radikal 紙

ラマザン・バイラムを迎えトルコのすべてのホテルで稼働率が100%に達することが期待されている。

トルコ宿泊業連盟(TÜROFED)のアフメト・バルト会長はアナトリア通信(AA)の記者に行った説明で、ラマザン・バイラムがトルコ人観光客にとって、この夏の最後の休暇となると述べ、そのためこのバイラムにトルコのホテルの平均稼働率が100%近くになるだろうと話した。

バルト氏は、バイラム休暇に出かけるトルコ人客の大部分がバイラム最終日には国民投票のため、住んでいる町に戻ることが予想されるが、この状況がホテルに影響を与えることはなく、空室は外国人旅行者で埋まるだろうと述べた。

バルト氏はバイラムが観光シーズンの繁忙期にあたることを思い出させ、「バイラム期間中、ホテルの宿泊客は外国人旅行者が大部分を占めるだろう。特にアンタリヤ地方のホテルに宿泊する人々の80%以上は外国人旅行者である」と述べた。

バルト氏はラマザン・バイラムのために全ての人々に、それぞれ適したホテルがあると指摘し、「休暇に出かける人々にはあらゆる機会が提供される。トルコではバイラム期間に100リラで泊まれるホテルもあれば25000リラで泊まれるホテルもある」と話した。

バルト氏はトルコで今年の観光シーズンが期待に沿う成果を残しているとも指摘し、次のように続けた。「トルコでは今年の旅行者数は2900万人を超えている。9月から12月に示される実績によってトルコを訪れる旅行者の数は3000万に達しうる。トルコが旅行者数3000万人を獲得するため第4四半期に良い実績が示されることが必要である」

■バイラムの催しを準備

一方アンタリヤのホテルは、ラマザン・バイラムの期間中、客のために様々なバイラムの催しを準備している。
ハジヴァトとカラギョズの影絵劇から子供向けサーカス、バイラムのためのフェアからハレム・パーティまで、アンタリヤのホテルはさまざまな催しを用意し、訪れるトルコ人客をバイラムの期間中、楽しませようと計画している。
アンタリヤのいくつかのホテルが準備している催しは次の通り:

アンタリヤのコンドゥにあるマルダン・パレスホテルは、ラマザン・バイラムを宮殿の華麗な雰囲気の中楽しんで過ごしたいという人々のために魅力的な機会を提供している。マルダン・パレスはバイラムの初日にあたる9月9日にシャーマン・ダンスショーが行われ、その後テントバーでDJファンキー・Cが四季のパーティを行う。このホテルではバイラム2日目にイスタンブル進歩オーケストラのステージがある。バイラム3日目には夕方、サンセット・モヒート・パーティが行われ、エルヴィン・ゴニイェヴによるクラシック音楽コンサートとともに、円形競技場ではアゼルバイジャン人ミュージシャンアゼリンのコンサートが行われる。またマルダン・パレスでは子供たちのために、子供フェスティバルと動物園での「サファリ」プログラムが行われる予定だ。

一方キャリスタ・ラグジュアリー・リゾートホテルは、懐かしの古きラマザンの娯楽を客に楽しんでもらうことを目指している。このホテルではバイラム期間中ハジヴァトとカラギョズの影絵劇、旋舞、マジックショーが行われ、ファスル(トルコ古典音楽の演奏)、ウードとピアノのコンサート、ライブ音楽の演奏が行われる。
ベレキのエラ・クオリティ・リゾート・ホテルでも、宮廷の娯楽やマジックショー、ハマム・パーティが行われ、ブラジル人ダンサー達も参加してビーチでサンバの風が吹く。
各ホテルではさらに特別なバイラム・メニューが客に提供される。
ホテルの多くはこのバイラム期間中、宿泊客の大部分を外国人旅行者が占めることを理由に、トルコの有名アーティスト達によるコンサートを行わない。

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( 翻訳者:永山明子 )
( 記事ID:20098 )