エジプト、ベニスエフ大学が食肉と乳製品の自給を目指す
2010年09月04日付 Al-Ahram 紙

■ 昔のお値段、食肉と乳製品の製造販売農場で

2010年9月4日付『アル=アハラーム』紙(エジプト)HPエジプト国内面

【ベニスエフ:ムスタファー・フワード】

 ベニスエフ大学学長ムハンマド・ユースフは、大学が設立した低価格の赤身肉と乳製品製造のためのモデル農場は、大学周辺地域の開発と社会奉仕に貢献する役割を担っていると述べた。

 さらにこの農場には、ベニスエフ県で最大の乳製品と食肉と加工食品を生産する一画があり、他に類を見ない同大学のこの試みは、なによりもまず食肉と乳製品の自給を目的としている。

 学長は、大学職員や研究組織のメンバー、ベニスエフの人々が大学で食肉と乳製品を自給することにより、ビジネス的な強欲さが根絶されることを目指してしていると述べた。そのため、大学構内の窓口を通じ実に廉価で以下のものを販売している。食肉1キロ30エジプトポンド、牛乳1キロ3ポンド、水牛の乳1キロ4ポンド、水牛のヨーグルト135グラムで1ポンド、乳牛のヨーグルト110グラムで80クルシュ、クリーム250グラムで5ポンド、カッテージチーズは400グラムで5ポンド、水牛のバター900グラムで26ポンド、乳牛のバター900グラムで24ポンド。

 同大学の獣医学部長マフムード・アル=アスカラーニー教授は、農場には、ホルスタインとフィルズィヤーン(雑種)が多数おり、その中には、1日で150キロの牛乳を生産する乳牛たち、および[乳の出なくなった]老牛やまだ乳飲み子の子牛などがいる。また水牛も多数おり、乳を出すものは1日で100キロを生産する、その他に羊や山羊の群もいると述べた。

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( 翻訳者:今井花南 )
( 記事ID:20107 )