米国へ「頭脳流出」した人へ、帰還キャンペーンはじまる
2010年09月11日付 Radikal 紙

TÜBİTAK(トルコ科学技術研究機構)は、「頭脳流出」したトルコ人に国へ戻ってもらうため、12月にアメリカへ乗り込んでいく。

トルコ人が多く暮らすボストン、カリフォルニア、ミシガンなどの州では、”Destination Turkey”のスローガンのもと、大規模なキャンペーンが始まる。EUやTÜBİTAKの資金によって、帰国が望まれる研究者達に対し、トルコの大学や産業界での可能性が提示されるのだ。TÜBİTAK第7包括プログラム・国民コーディネーターのオカン・カラ氏は、このキャンペーンは、欧州委員会が「頭脳移動」を目的とし、アメリカで支援を行う最初のプログラムだと語った。欧州委員会の「研究者相互活用」基金の枠組みの中で、研究者にたいしさまざまな能力があるということを保証することで、現在までに96人のトルコ人研究者が帰国したことがわかった。TÜBİTAKは今年から「博士号取得後の帰国奨学金プログラム」をはじめ、学者たちにとって興味を引く可能性が明確に提示されたと強調するカラ氏は、専門分野での博士課程を終えた者、現在も外国に住んでおり、専門分野に関する職に最低2年以上働いた者は、トルコで研究を行う際、TÜBİTAKから月に2750TL(約15万3000円)の奨学金を受け取っていると述べた。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:杉田直子 )
( 記事ID:20135 )