共和人民党、スカーフ問題解決への条件提示
2010年09月29日付 Radikal 紙

共和人民党ケマル・アナドル会派副代表は、スカーフ問題の解決に関し、党の見解を明らかにした。

 公正発展党(AKP)と共和人民党(CHP)間で、「スカーフ」問題の解決に向けた主張が続いている。共和人民党ケマル・アナドル会派副代表は、スカーフが単独条項ではなく、高等教育機構(YÖK)、選挙や得票率制限の引き下げ、さまざまな免責条項を含む一括りのパケットとなり得ると話した。アナドル会派副代表は、「これを単独条項としてではなく、パケットとして話そう。我々は憲法改正国民投票での誠実さがわかったし、9月12日が悪用されることも、高等教育機構(YÖK)に言及されることもなかった。国会議員の免責は取り除かれることになるのだろうか、選挙の得票率制限、高等教育機構の問題をも含む一括りのパケットはいいが、バラバラはいけない」と話した。
 アナドル会派副代表は、トルコ大国民議会で催された記者との談話会において、新聞記者らによる政治課題に関する質問に答えた。
 ケマル・クルチダルオールCHP党首とレジェプ・タイイプ・エルドアン首相の会談において、スカーフ問題が議題となったことを指摘され、アナドル会派副代表は、クルチダルオール党首が以前、「私はスカーフについて単独で話すことはない」と説明したことを持ち出した。
 アナドル会派副代表は、スカーフ問題に向け共和人民党が取り組みを行ったか否かという質問に対し、政治的ではなく、社会的で、真剣な取り組みが行われたと述べた。これはいかなる種類の政治利用からも遠い環境の中で説明されることになり、そして取り組みが継続していると述べたアナドル会派副代表は、「これを単独条項としてではなく、パケットとして話そう。我々は憲法改正国民投票における誠実さがわかったし、9月12日の悪用はなかったし、高等教育機構の問題に言及されることもなかった」と話した。
 アナドル会派副代表は、共和人民党の提案説明に対し、ジェミル・チチェキ国務大臣兼副首相が見解を求められることに対して、それについて次のように話した。
 「チチェキ氏は議員の免責、得票率制限についてどのように話すだろうか。単独条項に引き下げ、その後テニスボールのように、あれはあれ、これはこれといった。われわれはこの段階を乗り越えることにしよう。ジェミル氏は免責についてどのように話すだろうか、得票率制限は下げるつもりだろうか。高等教育機構を廃止するだろうか。スカーフもこうした問題の一つである。どうして一つのことを議論すると言うのか。ばらばらの議論はない、まとめ売りだ。スカーフの問題も単独条項としてではなく、パケットとして話すことにする」

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( 翻訳者:岩根匡宏 )
( 記事ID:20277 )