人気スターメフエト・アリ・エルビル、アレヴィー暴言で放送中止
2010年10月07日付 Yeni Safak紙


テレビ番組の『チャルクフェレキ(ウィール・オブ・フォーチュン)』は、メフメト・アリ・エルビルの アレヴィーに関連する「ろうそくの火が消えた(訳注:アレヴの字義は炎)」との失言を受け、放送中止となった。

タレントのメフメト・アリ・エルビルが番組内で発した「ろうそくの火が消えたって?ここで消しているんだよ」という言葉が反発を呼んだ。

他の番組に電話出演したエルビル氏は、「私の言葉は誤って受け取られた。私はそのような意味で話したのではない。アレヴィーの友人もたくさんいる」と話した。

■ 以前にも「僕がクズルバシュだって、そんなばかな?」と発言

エルビルは以前にもスターテレビで放送されたある結婚番組で、配偶者の候補を探す80歳の出演者に対し、「僕がクズルバシュだって、そんなばかな?」との言葉を使い、アレヴィーから反感を受けることとなった。

NTVの報道によれば、スターテレビは、「チャルクフェレキ」の放送中止を次のように発表した。

「昨晩スターテレビで放送された番組内で、国民を不快にさせる表現の使用が確認されました。私たちは、当該の表現を使用したタレントには、悪意や故意はなかったと考えております。事実として、本人もすぐに、ほかのテレビ番組内でこの発言について謝罪をしています。しかしながら、故意であろうとなかろうと、国民を不快にさせる表現はいかなるものでも見逃すことはできません。こうした方針に基づき、スターテレビは前述の番組の中止を決定いたしました。謹んで視聴者の皆さまにお知らせいたします」

■エルビルの写真が燃やされる

メフメト・アリ・エルビルに対し、アレヴィーから反発が起こった。
アレヴィー・ベクタシ連合は、メフメト・アリ・エルビルが昨日のテレビ番組内で、ある信仰集団に対し行った発言への抗議を示すため、コナック広場の旧スメル銀行のビル前でデモを行った。

デモに参加した一部の人々は、メフメト・アリ・エルビルの写真を燃やした。デモではメフメト・アリ・エルビルを非難するスローガンやプラカードが掲げられ、そこで演説を行ったアレヴィー文化連合のセラハッティン・オゼル代表は、次のように話した。

「2000万人のアレヴィーを傷つけたり、侮辱する権利は誰にもない、そんなことは誰もできない。以前にもギュンレル・ウミットがあるゲーム番組で同様の言葉を発したことがあった。その時にもアレヴィーに反発がおこり、テレビ局の前でデモが行われた。デモでは、テレビ局の建物に火をつけようとする動きがあったが、アレヴィーがそれを阻止した。その後わかったことだが、火をつけようとしたのはアレヴィーではなかった。デモ事件のあと、ギュネル・ウミットの身に何かが起こってはいけないと、私たちは彼の自宅に4人の護衛を送った。もし彼の身に何かが起こったとしても、私たちがやったのではないと思ってもらうために、私たちを侮辱した人を守ったのだ」

オゼルは、エルビルの発言に関し、早々に訴訟を起こすと話した。

■ 「国民の誰か一人でも、悲しませたとしたなら、そこに私に悪意がなかったことを知っていただきたい」

エルビルはというと、メディヤタヴァに対し次のような説明文を送った。

「水曜日にスターテレビで放送され、私が司会者を務めた『チャルクフェレキ(ウィール・オブ・フォーチュン)』という番組の生放送の最中に、国内の多くの国民を悲しませる、不本意な言葉が私の口から出てしまい、このため、深く悲しんでいます。トルコ国民ならご存じのように、私は何年もこの種の生放送の娯楽番組で司会を務めています。そして、仕事をしている時の私のただ一つの目的は、観ている人を、少しでもいいので、日々のストレスから解放されるように、笑わせることで楽しませ、和ませることなのです。また、トルコ国民が誰でも知っているように、自分自身のエネルギーや情熱を、毎日、あたかも初めての番組に出たときのように、(各番組に)そそいでおり、番組の自然な雰囲気に自分を任せて、まるでひとりひとりの視聴者のように番組を味わって楽しんでいるのです。ご理解いただきたいのは、私には誰かを傷つけるために練り上げた悪意など全くなく、自分の仕事を遂行するなかで、時々間違いを犯してしまうのです。私は自分の仕事とトルコ国民に敬意を抱いており、そのため細心の注意を払っていますが、それでも時々意図せぬうちに、限度を越えてしまうことがあるのです。しかし、長年、画面から、私がトルコ国民と一緒になって作ってきたすべての番組、演劇、ドラマ、映画において、さらには私の私生活においても、私の信条として特定の集団、信仰、宗教、民族的出自や文化に対し敬意を払わなかったことは決してありません。あらゆる人を楽しませるコメディアンとしての私のこうした気持が視聴者の心に伝わったからこそ、なかなか普通の人では得ることのできないような形で、トルコ国民の支持を得られたのです。この名誉ある支持を得ている人間として、名前をだしている番組で、国民の誰か一人でも悲しませたのだとしたのなら、そこに私の悪意はなかったこと、そして生放送でテンションがあがり、無意識に限度を越えてしまったことを知っていただきたいのです。本文をもち、すべてのトルコ国民に対し、謹んでお詫びいたします。」

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(翻訳者:倉本さをり)
(記事ID:20335)