■　バグダード県、失業者向けのタクシー登録規則を発表

2010年10月06日『サバーフ・ジャディード』紙（イラク）HPイラク国内面

【バグダード：アウラース・フサーム】

バグダード県は、失業者を対象としたタクシーの登録に関する規則及び通達事項を発表した。登録は明日から、15日間受け付けるという。

バグダード県のサラーフ・アブドゥッラッザーク知事は、同知事の広報事務所が昨日火曜日に発表した声明の中で、「バグダード県の車両売却管理中央委員会は、失業者向けのタクシー登録に関する規則と通達事項を決定した」と述べた。

「規則には、配給及び住民カードの記載により申請人がバグダード在住と確認できるという条件が含まれる」とのことで、年齢は25歳以上50歳以下で、失業中であり、被雇用者或いは定年退職者ではなく、国家から給与を支給されておらず、商工会議所の身分証明書を所持しておらず、農地の所有者でないとの書面での誓約も条件づけられている。

　また、「申請人は失業問題委員会を通じて市議会の失業証明を持参しなければならず、これに違反があった場合、当該市民と市議会議長は法的責任を負う」と明らかにし、専用車の申請は市議会に対して行われると述べた。

またアブドゥッラッザーク県知事は、「申請人は身元及び国籍の証明書類、配給カード、住民カードなど身分の証明となるものを持参する必要があり、配給カードに照らして申請は一家族につき一人だけ受け付ける」と指摘した。

　また、「登録期間は公式発表から15日間、今日水曜日から今月21日までとする」と述べ、「登録申請用紙は無料とし、各郡の人口密度に合わせて自動車を配分し、各郡に割り当てられた自動車の数に従って申請人を対象とした公開抽選を行う」と説明した。

　自動車の売却金額については、「シボレー・アヴェオのノーマル型なら13,681,500ディナール、オートマチック型が15,634,500ディナール、ルノーの7人乗りで約16,240,500ディナール、シボレー・オプトラのノーマル型で16,611,000ディナール、オートマチック型だと17,587,500ディナール」だという。

　また「失業者向けにタクシー5000台が割り当てられ、利息は約8％、返済期限は最長5年で、最初の6ヶ月間については借金の返済が猶予される」という。

Tweet

原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

　同じジャンルの記事を見る

（ 翻訳者:梶原夏海 ）
（ 記事ID:20347 )