「ヤジった連中を理解できない・・!」―メスト・オズィルの父談話
2010年10月09日付 Hurriyet紙

メスト・オズィルの父は、オズィル選手が試合中60分間ヤジを飛ばされたことが理解できないといい、「息子はヤジった連中に対してゴールを決めることで最もまともな返答をした」と述べた。

メスト・オズィル選手の父ムスタファ・オズィルさんはドイツとトルコの試合後に本紙の取材に応じ、試合中息子が60分間野次を飛ばされたことが理解できないと語った。オズィルさんはこの事件でとても心を痛めたとし、「息子はヤジった連中に対してゴールを決めることで最もまともな返答をした」と語った。

■ 祖国

父のオズィルさんは、息子が試合でゴールを決めるシーンが浮かんだと述べ、「一連の取材陣は異なる解釈をするかもしれないが、私達はあなた方(ヒュリイエト紙)に試合前に行われた個別取材で明確にこのことに触れました。息子メストがドイツナショナルチームでトルコチームと戦うことを、様々に取沙汰されたくなかった。

私達トルコ人は、あらゆることを時々「祖国のために戦え」ということにかえてしまう。この試合もそうだった。メストは60分という長い間野次を飛ばされるようなことをやったか。また、あの観覧席にいたトルコ人全員がメスト同様ドイツで移民として生活している。ヤジを飛ばした彼らはメストを最も理解しなくてはならなかった。

彼らはメストを応援しなくてはならなかった。でもしていなかった。とても残念だ。しかし息子はヤジった連中に対してゴールを決めることで最もまともな返答をした。皆さんこのことから何も邪推しないでください。非難はメストに野次を飛ばした人達に対してだけです」と語った。

■ プロらしいプレー

メスト・オズィル選手の父ムスタファ・オズィルさんは試合前メスト選手と電話で会話したと述べ、「彼に『今回の試合をプロサッカー選手のひとつの仕事として考えて欲しい。レアル・マドリードとの試合を臨むように、この試合もそのように考えよ。対戦相手がトルコであることを忘れろ』と言いました。実際に、メストにとって大変な試合となるはずでした。実際、大変な試合となりましたが。しかし、息子はこの試合もうまくプレーしました。彼のことを誇りに思っています」と語った。

■ 先祖を敬い喜びを出せなかった

ドイツ・ナショナルチームのトルコ系メスト・オズィル選手はトルコチームに決めたゴールについて、ドイツ・フットボール連盟のインターネットサイトにコメントを載せた。次のようだった。「(ゴールを決めて)もちろんうれしかった。しかし、自分の先祖やルーツに対する尊敬ゆえにガッツポーズをしかなった。あの瞬間、自然とそうなりました。」

野次についてオズィル選手は、「試合に集中し、周囲の出来事には目を向けませんでした。自分の力を発揮したいと思ったし、そうできたと信じています」と語った。

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(翻訳者:熊谷沙織)
(記事ID:20351)