大統領、経済を混乱に陥れようとする者たちに警告
2010年10月06日付 Jam-e Jam 紙


アフマディーネジャード大統領は国の経済を混乱に陥れようと考えている者達に対して警告を発し、「もし流言を流して国の経済を混乱させようと意図している者、あるいは集団について情報が得られた場合は、国民の目の前で、彼らの根絶が行われるだろう」と明言した。

 〔イラン国営放送の〕中央報道局が伝えたところによると、政府・閣僚らによる三度目のゴレスターン州訪問でゴルガーン市民らの前で演説を行ったマフムード・アフマディーネジャード大統領は、さらに次のように付け加えた。「我が国の経済に、異常な状況など一切生じていない。もし商品を退蔵し、市場を混乱させようと画策する者がいたとしても、損害をこうむるのは間違いなく彼ら自身だ」。

〔‥‥〕

制裁はイラン経済に何ら影響を及ぼしてはいない。

 アフマディーネジャード大統領は演説の別の箇所で、「アメリカは制裁のことを盛んに議論している」と指摘した上で、「イラン国民のように、確固たる意思を持ち、豊かさを享受した偉大なる国民に対する制裁について議論しても、意味がないことくらい、彼らも知っているはずだ」と語り、さらに「彼らは心理戦とプロパガンダによって、人民や当局者たちの心に、軟弱な気持ちを生じさせんとしているのだ〔‥‥〕」と続けた。

 大統領はまた、「アメリカは非常に厚かましいことに、明らかに無力であるにもかかわらず、再び脅迫を行い、軍事的オプションを含むさまざまな選択肢がテーブルの上に置かれている、などとぬかしている」と述べた。

9.11については、われわれは多くの証拠をもっている

 大統領は演説の別の箇所で、人間社会が抱えるさまざまな問題について言及し、「人々に対して愛情をもとうとせず、人間の尊厳も信じていないばかりか、驕り高ぶった高慢な精神に満ち満ちているような連中が、世界の支配者になっているというところに、これらの問題の原因があるのである」と語った。
 アフマディーネジャード大統領はさらに、次のように加えた。「ある日の朝、ラジオやテレビは、ニューヨークのツインタワーが攻撃された様子を伝えた。その後、騒ぎが巻き起こり、プロパガンダ装置が動き出し、この事件の原因・本質について誰も問いただすことなどできないような、重苦しい雰囲気が生まれた」。

 大統領はさらに、「この事件が起こる前、ツインタワーにいた一部の住民に対し、某日仕事場には来るななどと警告が発せられていたことを示す、多くの証拠をわれわれは持っている。もしこういう警告がなければ、このタワーで働いていた人の数は3000人を超えていたはずだ」と指摘した。

 アフマディーネジャード大統領はその上で、次のように加えた。「我々は皆この事件を不快に思っており、また非難もした。しかし、彼らは3千人が殺されたことを口実にして、今日までに、アフガニスタンだけで11万人以上の人々を殺害した。この所業は今も毎日のように続いているのだ。そして次に、同じことを口実にして、彼らはイラクを攻撃した」。

 大統領は、イラクでの米軍の攻撃による死者数の統計については異同があると指摘し、「最も少なく見積もった統計でも、死者数は35万人に上る」と語った。

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( 翻訳者:留置彩加 )
( 記事ID:20367 )