ギュナイ文化観光相、テルアビブOECD会議へのトルコ欠席を表明
2010年10月12日付 Radikal 紙


エルトゥールル・ギュナイ文化観光相は、イスラエルのテルアビブ市で10月20-22日に開催予定の経済開発協力機構(OECD)会議に代表を派遣しないと発表した。

ギュナイ文化観光相は、トルコホテル連盟(TÜROFED)がアクバンクと共同で作成した「第二次観光事業報告書」の発表のため開催された会議で、記者らの質問に答えた。

同文化観光相は、OECDが10月20-22日に、エルサレムで行う観光業会議に参加するか否かに関する質問を受け、トルコが会議に代表を派遣しないことを明らかにし、「誤った発表が行われました。我々は観光業について話し合いたいのであって、政治についてではありません」と述べた。

イスラエルの諸紙は、以前、パレスチナ人らの外交的取り組みの結果、同観光業会議への参加を拒否すると公表したイギリス、スペイン等の国とは反対に、トルコが、イスラエルに代表を派遣すると書き、これをイスラエルへの支持だと解釈していた。

■ 「寛容に対立する挑発行為」

ギュナイ文化観光相は、(アンタリヤ映画祭に招待され、物議をかもした)エミール・クストリッツァ監督に関する議論に終止符を打つことに賛成であると述べ、「なぜなら、一部の人々は、トルコが寛容の国になることを望んでおりませんし、彼らは一連の挑発行為によってこれを阻もうとしています。我々は一昨日、その非常に具体的な事例を目にしました」と語った。

ある記者が「エミール・クストリッツァ監督が国際アンタリヤ金のオレンジ映画祭の審査委員を辞めて、帰国しましたが、この一連のプロセスをどのように判断されますか?」という質問に対し、同文化観光相は、この件に関してもう答えは出ていると指摘した。

ギュナイ文化観光相は、トルコを、寛容と平和の国として発展させることに努めており、夏には、この件に関して確固たる前進を遂げたと述べ、「一部の軽率な言動、発言、そして主張により、アンタリヤ及びトルコの観光及び寛容な文化の信頼性を破壊しようとする構図が示されたことは遺憾であり、不快であります。この論争に終止符をうつことに私は賛成です。なぜなら、一部の人々は、トルコが寛容な国になることを望んでおりませんし、彼らは一連の挑発行為によってこれを阻もうとしております。我々は一昨日、その非常に具体的な事例を目にしました」と語った。

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( 翻訳者:藤井庸平 )
( 記事ID:20377 )