シャローム紙執筆者、トルコ系ユダヤ教徒に自己イメージ創出を呼びかけ
2010年10月17日付 Hurriyet 紙

トルコ・ユダヤ信徒会(トルコ・ラビ長機関)の最も重要な報道機関の一つであるシャローム紙の執筆者モイス・ガバイは、コミュニティーに向けて「トルコのユダヤ教徒(のイメージ)をブランド化しよう」と呼びかけた。ガバイは、9月14日に掲載されたシャローム紙の記事で「安全な未来を築く方策のひとつは自己イメージをブランド化するという視点である。『トルコのユダヤ教徒』というブランドは自身が意識的に操作しなければならない。この操作を他人に委ねてはならない」と述べた。

ガバイのコラムを要約すると次の通り

「ご婦人方、セファルディムの食べ物を通してブランド化するのはどうですか。あるいは男性の皆さん、トルコ社会が認識しているように、トルコのユダヤ教徒は貿易で成功をおさめ、よい特性を(もっているというように)説きたくはないですか。あるいはユダヤの小ばなし、他人がそれを作っているのに、私たちはなぜそうしないのですか。ブランド化するにはまだ遅くはありません。みんな共に生きていくという考えを抱いて、トルコ人ユダヤ教徒をブランド化しましょう。

あらゆるブランド化は、時には危険な時代を過ごし、イメージの受け手と問題を起こしかねなません。重要なのは、この長い萎れたレースまた認識(の世界)の中でいかなるブランドとして記憶に留められるかです。条件が変わるにつれて自己イメージを刷新し、よいイメージ悪いイメージいずれを抱かれる時期であっても、てこ入れすることは、私たちの地歩を固めることになります。

1990年代の初頭においてジャック・カミヒによって始められたイメージ活動は長い間よい結果を出していますが、受け手の受取り方は変わっていくので、自分たち自身でイメージに変えていく必要があります。もはや、新しい演者が舞台に上がって、新たなイメージを社会にアピールする必要があります。」

(本記事はAsahi中東マガジンでも紹介されています。)

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( 翻訳者:新井慧 )
( 記事ID:20425 )