大統領:「クーデターこそ、覇権主義体制がラテンアメリカで用いてきた手法」
2010年10月11日付 Jam-e Jam 紙

イラン大統領は、アメリカはこれまでラテンアメリカ諸国に影響力を及ぼそうとしてきたと指摘した上で、「ラテンアメリカで覇権主義体制が用いてきた唯一の手法こそ、クーデター計画の立案であった」と述べ、〔世界の〕諸国民による意識的な政治参加こそ、これを無力化させる方法に他ならないとの見方を示した。

 メフル通信の報道によると、マフムード・アフマディーネジャード氏はキューバのブルーノ・ロドリゲス外相との会談で、「ラテンアメリカ地域の国々とイランの関係拡大を阻む障害や制約など、一切存在しない」と付け加えた。

 アフマディーネジャード氏は世界的資本主義体制に対してキューバの政府ならびに国民が何年も闘ってきた事実を指摘して、次のように述べた。「世界情勢に鑑みるならば、〔イランとキューバ〕両国ならびに両国民の歴史的願望はかなえられつつあるといっていい。それゆえ、あらゆる可能性を活用して、相互協力を深化させるべきである」。

 大統領は、イラン・キューバ間の協力分野はきわめて広大であるとし、また非同盟諸国運動における両国の協力の可能性を指摘して、「我々はともにあらねばならない。なぜなら、未来は、独立し正義を希求する国民ならびに政府のものだからである」と強調した。

 アフマディーネジャード氏はまた、昨朝、1万2千人収容のアーザーディー・ホールで、大勢の小学生ならびに中学一年生の参加によって開かれた「子ども警察隊」の第1回大会で、法に背くことは全ての人々の利益、および生命の安全を脅かす行為だと指摘し、社会を構成する全てのグループ・階層が法を遵守することが必要だと力説した。

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( 翻訳者:八十嶋彩子 )
( 記事ID:20431 )