国会、「在外イラン人問題最高評議会」の調査決定を議決
2010年10月28日付 Jam-e Jam 紙

国会は「在外イラン人問題最高評議会」への調査要求を認める決定を下した。

 ジャーム・ジャーメ紙の報道によると、国会は昨日、出席議員194名中、賛成141名、反対14名、棄権9名で、一部議員らによる今回の調査請求を認める議決を行った。

 テヘラン選出のエリヤース・ナーデラーン議員をはじめとする議員らによって提出されたこの調査請求では、在外イラン人問題最高評議会の法的地位や外務省との業務の重複、〔巨額かつ不明朗な〕大会の開催経費、ならびに同会議の招聘によって不審人物の往来があったこと、などの問題が特に指摘されている。この請求はすでに、国家安全保障外交政策委員会を通過していた。

〔…〕

 今回の調査請求を起案した一人であるエリヤース・ナーデラーン議員は、大会の開催をめぐってさまざまに異なった数字が噂されていると強調し、文書を精査して、その正確さを確認することが必要だと指摘した。

 同議員はさらに、「今回の調査〔請求〕のなかで指摘されているもう一つの問題は、第2回在外イラン人大会に不審な人物〔=外国に住む反体制的なイラン人〕が出入りしていたことである。この問題にも、きちんと注意しておく必要がある」と語った。

 こうした発言を経て、調査請求に対する議員らの投票が行われ、過半数の票によって請求は承認された。

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( 翻訳者:石井健介 )
( 記事ID:20530 )