アラブ女性機構会議、非識字率に警告
2010年10月29日付 al-Quds al-Arabi紙

■ アラブ女性機構議長、女性の間で非識字が広がっていると批判

2010年10月29日付『クドゥス・アラビー』紙HP1面

【チュニス】

アラブ女性機構のライラ・ベン・アリー議長は木曜日[28日]、アラブ人女性の間で非識字が広まっていることが、各国の持続可能な発展を脅かす原因になっていると注意を喚起し、この事態を避けるために、女性に対する教育や訓練に力を注ぐよう呼びかけた。

 チュニジアのザイヌル=アービディーン・ベン・アリー大統領夫人であるライラ・ベン・アリー氏は、自国の首都チュニスで開かれたアラブ女性機構の第三回会議開会の場で、「とりわけ地方において、女性社会の大半で非識字が広まっていることは、我々の社会の多くに対して投げかけられた最大の挑戦である」と述べた。

 アラブ連盟付属機関であるこの機構の議長ライラ氏は、一部のアラブ諸国における女子教育や女性の就業に対する立場を批判した。

 また、女子教育や女性の就業に対する立場が、いまだにアラブ地域では議論をまき起こしているが、女子教育への関心が、必ずしも、女性の就業機会獲得、[社会全体の]発展の軌道への参加、社会進出とは結びついてはいないことを明らかにした。

更に、一部のアラブ社会では未だに一般的な、社会文化的価値観が、この事態に反映していると指摘した。同議長によれば、そのような価値観において、人々は、知識の獲得や働く権利についての問題を扱う際に、両性の問ではっきりと異なる基準を用いている。

 今回の会議は土曜日[30日]まで続き、アラブ連盟のアマル・ムーサー事務局長同席の下、チュニジア、エジプト、バハレーン、クウェート、スーダン、レバノン、パレスチナ、アラブ首長国連邦の大統領夫人、首長夫人らと、アルジェリア、リビア、モロッコ、モーリタニア、オマーン、イエメン、カタール、ヨルダンの女性閣僚らが参加している。

 「アラブの女性は持続可能な開発の基本的パートナー」というスローガンのもと、会議では女性の権利侵害に対抗するための戦略的研究を行っている。

(本記事はAsahi中東マガジンでも紹介されています。)

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(翻訳者:神田春奈)
(記事ID:20594)