イラクでのテロでイラン人参詣者6名が殉教
2010年11月09日付 Jam-e Jam 紙

昨日、イラクで二度の爆弾テロが起こり、少なくともイラン人6名が殉教、28名が負傷した。殉教者のうち3名はカルバラーで、他の2名〔※3名の誤り〕は聖地ナジャフでの爆弾テロにより命を落とした。

 イラン国営放送報道センターの報告によると、カルバラー郊外で起こった最初の犯行は、イラン人参詣者を乗せたバスの近くに停まっていた車に爆弾が仕掛けられ、それが爆発したことによるものだという。

 巡礼参詣庁駐イラク代表のジャヴァード・ハーニー氏はこの爆弾テロに関して、以下のように述べた。「アリー・デフカーンを引率者とした既婚女性27名、未婚女性2名、男性7名のグループを乗せたそのバスは、カルバラーからナジャフに向けて出発しようとしている時に爆弾テロに巻き込まれた」。

 また「この爆発で、ホセイン・サブーリーネジャードさん、ハージェル・フブハーフさんの2名のイラン人参詣者が命を落とし、またハージェル・キャリームプールさんも病院に運ばれたが、手術室で死亡した」と指摘した。

 同氏は続けて、「同様に、この爆発で21名のイラン人参詣者が負傷し、うち2名は重体である」と述べた。

〔‥‥〕

 この爆発で、約20名のイラン人以外の人々も死傷した。

3名の参詣者がテロリストの手にかかり殉教―ナジャフ

 カルバラー郊外で起きた一度目の爆発の数時間後、聖地ナジャフでもテロが発生、この犯罪で7名が殉教し、そのうちのイラン人は3名であった。

 ハーニー氏はISNA(イラン学生通信)とのインタビューで、この件に関し「爆発は昨日正午、イラン人参詣者らが宿泊するホテルの近くで起こり、それにより、ホラーサーネ・ラザヴィー州から来ていたアボルファズル・ゴリーザーデさん、モハンマド・メフディー・ラフマ―ニーさん、アフマド・エスマイーリーさんの3名が死亡した」と述べ、「エスファハーン州から来ていた参詣者5名〔‥‥〕も負傷した」と続けた。

 同氏はその上で、「負傷者はナジャフの病院に運ばれ、医師の治療を受けている」とも述べた。

Tweet
シェア


関連記事(イラクを訪問するイラン人参詣者の悲惨な実態)

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:加藤祐大 )
( 記事ID:20670 )