「始業ベルにズールハーネの太鼓の音を」:ハージー=バーバーイー教育相が奇抜アイディアを披露
2010年11月13日付 Jam-e Jam 紙

ハージー=バーバーイー教育相は、「今後、学校の始業ベルにズールハーネの太鼓を鳴らしてはどうかと、私は考えている。学校が楽しく、みんながそこに安らぎを感じるような方向に進んでいくべきだ、というのが私の信念だ」と述べた。

 イラン国営通信(IRNA)の報道によると、ハミードレザー・ハージー=バーバーイー氏は全国州高等評議会の第38回公開会議で、全国の教員養成大学300校に20万人の大学生が学んでいると指摘した上で、「教員養成大学で教育を受けている者が誰一人、〔正規の〕教師になろうとしないのは、まことに遺憾だ。そのせいで、フーゼスターン州など一部の地域では教員不足が生じている」と述べた。

 教育相は、教員の採用に民間企業や個人が関与してきたと指摘し、「これまで教員たちは、学校で事業者として使われてきた。しかし、対策が行われたことで、現在では教育省の許可なしに、一人の用務員も学校では雇用されていない。また教育省の全職員の雇用は、きちんとした監督下に置かれるようになっている」と語った。
〔※イランの学校では非常勤教員の数が多く、教育相が述べているのはこうした「企業」から派遣されてきたり、個人的なつてで雇われたような非常勤教員のことについてだと思われる〕

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( 翻訳者:塩尻菜穂子 )
( 記事ID:20742 )