ドイツ人2名のスパイ容疑、固まる
2010年11月18日付 Jam-e Jam 紙

東アゼルバイジャンの司法長官は、タブリーズで逮捕された2人のドイツ人のスパイ容疑が固まったことについて、明らかにした。

 マーレク・アジュダル=シャリーフィー氏はメフル通信とのインタビューのなかで、ドイツ人2名は世論捜査とスパイ目的でタブリーズに潜入したと指摘した上で、「彼らは旅行者と称してイランに入国したが、タブリーズでの行動や〔反体制的な〕潮流作りに関わっていた事実から、この者たちがスパイ行為のためイランに来たことが判明した」と述べた。

 東アゼルバイジャン司法長官は続けて、「この2人は、市民からの通報によって逮捕された。捜査により、彼らのスパイ容疑を立証する証拠は入手済みだ」と語った。

 シャリーフィー氏は、ドイツ人2名は我が国を動揺させることを任務としていたとし、「ジャーナリストを自称していたこの2名は、〔姦通罪で投石刑による死刑を宣告された〕サキーネ・モハンマディー=アーシュティヤーニーの息子にインタビューしているところを逮捕された」と述べた。

 他方、ドイツ外務省は再度、イラン当局に対して2人の釈放を要求した上で、今月に入って2度目のドイツ領事による両ジャーナリストとの接見が実現したことを明らかにした。

 イラン学生通信(ISNA)の報道によれば、ドイツ外務省は声明のなかで、「駐テヘラン・ドイツ大使館の館員は火曜日、タブリーズで逮捕され投獄されている2人のドイツ市民との、今月に入って2度目となる領事接見の機会を得た」と発表したという。

 AFP通信の報道によると、この声明は続けて、「ドイツ政府は、本件の一刻も早い解決の道を依然として模索している」と記している。

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( 翻訳者:安斎卓也 )
( 記事ID:20778 )