ヒュンダイ(韓国)、トルコでの自動車投資を拡大
2010年11月29日付 Hurriyet 紙

タイイプ・エルドアン首相が、韓国で開催されたG-20首脳会談の際にヒュンダイ社の社長と行った特別会談により、ヒュンダイ社のトルコへの新たな投資が決定された。ヒュンダイ・アスサン社取締役社長アリ・キバール氏は、2011年の第一四半期中には、ヒュンダイ社の新工場設立と新型車生産計画の決定を発表することになるという。

トルコの自動車産業は、生産と国内市場における業績の他に、政府により行われた効果的な交渉により、新たな投資をひきつけ始めた。レジェプ・タイイプ・エルドアン首相が韓国で開催されたG-20首脳会談の時にヒュンダイ社社長と行った特別会談は、トルコへ新たな投資の機会を作り出した。韓国のトルコにおける最大投資元であるヒュンダイ・アスサンの共同設立者であり、取締役社長であるアリ・キバール氏は、「エルドアン氏とヒュンダイ社チョン・モング社長との会談はとても色よいものであった。この会談の影響もあり、トルコに関連する新たな計画もいくつか立てられている。2011年の第一四半期にこれらを発表する予定である」と述べた。キバール氏は、ヒュンダイ社が発表する予定の重要な決定事項の中には、生産能力の向上に関連して、新たな工場と新型車の生産が含まれるだろうということを示唆した。

■全世界に向けてi20の生産を

ヒュンダイ社は、i20に関し、去る5月、インドに次いでトルコに対し1億ドルの投資を行って製造を開始し成功を収めているが、その生産台数向上についての決定事項も、1月から2月辺りに下す予定であるという。キバール氏は、次のように述べた。「我々の製品に対するトルコの消費者たちの関心の高さと、輸出における成功により、i20の生産能力向上が重要な課題となりました。i20を全世界に向けて生産したいと考えています。当初、i20の生産台数を8万台と計画してきましたが、今後下される決定により、その数の増加を視野に入れています。」

■新型車のために努力している

キバール氏は、11月初めに韓国で実現したエルドアン氏とチョン氏の会談が、ヒュンダイ社のトルコへの見方を前向きなものにしたといい、そもそもトルコでの拡大を計画していたヒュンダイ社が、この会談の後に計画推進を加速させたと述べた。キバール氏は、「ヒュンダイ社は、トルコでの急拡大のための新たな計画を練っています。i20の生産増加の他に、トルコへ新型車の生産を割り当てる予定です」と述べた。このモデルに関して、トルコのヒュンダイ・アスサン社と韓国のヒュンダイ本社が動き出したと述べるキバール氏は、次のように話した。

■新たなACCENTは生産しない

「この新モデルは、Bクラスの小型車やCクラスの中型車にはなりません。なぜなら、我々は既に小型車ではi20、中型車ではアクセントを生産しているからです。すでに現在のアクセントの生産の継続は決定されています。トルコでよく売れているこのモデルの生産をやめることは出来ません。一方、世界では現在のアクセントに代わる新モデルが発売されますが、それは輸入する予定です。この新モデルのアクセントの生産に関しても検討が行われ、加えて、トルコで路上テストも行われました。しかし、現状においては、現行のモデルのアクセントがあるわけですから、新モデル・アクセントの生産は考えていません。(トルコで生産される)新型車は異なるクラスのものとなります。この問題についてはは検討が続けられています。」

■新工場も話題に

i20の増産や新型車の参入とともに、アダパザルにある工場の生産能力を向上させると述べるキバール氏は、「新工場の建設は予定しているか」という質問に対し、「ヒュンダイ・アスサン社の工場では、3つの生産ラインを使って12万5千近くの生産が可能だ。しかし、i20の生産と新型車は、これをかなり上回る生産能力を必要としている。新しい工場、または現存する工場の生産能力向上へ、新たな投資が検討されるだろう。これについても話し合いをしている。2011年の第一四半期に、これについて確定し、発表する予定である」と述べた。

■輸入率は新型車の生産と共に減少

アリ・キバール氏は、2010年に予想以上に拡大した自動車市場が、2011年にも拡大を加速させるだろうと説明し、「市場は2011年の上半期に総選挙のためにより活気付くだろう。夏以降も拡大は続き、2010年よりも大きな市場が誕生するだろう」と述べた。キバール氏は、2011年には軽商用車の売り上げが自家用車の増加をうわ回るだろうとし、次のように述べた。「市場では輸入自動車の割合が増えている。このため、新しいクラスにおける国産車の需要が生まれている。この点に関し、トルコは、新型車の生産を誘致する努力をさらに行う必要がある。」

■韓国との関係は生産的なものとなる
タイイプ・エルドアン首相は、G-20首脳会談の時にヒュンダイ社社長と行った特別会談の後で、「トルコにおける現在の投資をヒュンダイ社はいかに拡大することができるか、投資の種類について何ができるのかということについて話し合った。ヒュンダイ社はこれを前向きに考えており、検討している。願わくば、ヒュンダイ社とトルコがこの会談で話し合った問題に関し、ヒュンダイ社には更なる一歩を踏み出してもらいたい。そうすれば、トルコ側から見て、韓国との関係が、非常に生産的な水準に到達したことになるだろう」と述べた。

■最も売れているマツダへ新ディーゼル車

2010年2月からトルコでの販売を開始したマツダ3ディーゼル車(日本名アクセラ)は、既に新しい6変速マニュアル仕様の改良されたバージョンもある。ヨーロッパ第五環境基準に順応した新型ディーゼル車マツダ3は、12月に4万7千654トルコリラ(約267万円)でトルコで発売が開始される。新型マツダ3、1.6ディーゼル車は、第一段階としてはセダンバージョンとしてトルコへ入ってくる。マツダの最も売れているモデルであるマツダ3の2011年におけるトルコでの売り上げの16%が、新型ディーゼルモーターで構成されると見込まれている。

最新のMZ-CD型1.6モーターでは、一代前のモーターに使用されたターボチャージャーよりも速くトルクを回転させることの出来る新しい可変ジオメトリーターボチャージャー(VGT)が使用されている。最大出力や、ダイナミックで、乗り心地がよく、操作がしやすい(欧州向け初のオートマチック車)という高性能感を与えるため、3600回転で最大出力85kW(115ps)に達する。新型モーターは現在のディーゼルモーターより6psパワフルになり、燃費は22.73km/ℓ、CO2排出量は117g/kmという低い排出量に抑えた。

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( 翻訳者:佐藤由惟 )
( 記事ID:20806 )