ネタニヤフ・イスラエル首相「トルコに弁償も謝罪もしない」
2010年12月13日付 Milliyet 紙

イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、支援船への襲撃に関しトルコに謝罪しないよう強い圧力を受けている。

イスラエル内閣の一部の重鎮が謝罪に反対する一方、イェディオス・アフロノース紙に掲載されたコラムでは、「謝罪しようなどとは思うな」、「ネタニヤフ首相は我々を代表してトルコに謝罪をする権利はない」とされた。

イェディオス・アフロノース新聞のウェブサイト「YNet」で掲載された、アッサーフ・ウォフルの署名入りコラム「謝罪しようなどとは思うな」ではネタニヤフ首相について次のように述べられている。

「ごめんなさいビビ(ネタニヤフ大統領の略称)、今年は何年だい?いや、いま何時なのか聞くべきかな?今年は何年なのか聞いたけれども、それは忘れてくれ。いつの時代に我々は生きているのか分かっているのかい?君は現在の主権国家たるイスラエルではなく、過去に遡り、オスマン帝国時代に生きているかのようだね。可笑しなことだと思わないかい。」

■「トルコ人の方こそ挑発したことを恥じるべきだ。」

同コラムでは、すでにユダヤ国家というものが存在し、ユダヤ人たちは迫害から自分たちを守ることができるということが強調され、「トルコ人たちは、急進的、攻撃的なイスラム教徒でいっぱいの船を送っておきながら、我々に謝罪を求めている。そのような挑発を行うトルコ人こそ自身を恥ずべきなのである」との見解が示された。記事の最後の段落では次のように述べられている。

■「我々はアルメニア人とクルド人に謝罪をしなければならない。」

「謝罪といえば、我々は(アルメニア問題において)静観をしていたのだからアルメニア人に謝罪し、二枚舌を用いたクルド人に謝罪し、それよりも何よりも国軍の指揮官に謝罪をしなければならない。あの貧相な装備は何だ。一体何を考えているのやら。」

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( 翻訳者:尾形知恵 )
( 記事ID:20958 )