ディヤルバクルで石油採掘の希望―県知事談
2010年12月13日付 Zaman 紙

ディヤルバクルのムスタファ・トプラク県知事は、トルコの最新の石油採掘タワーが建てられた油田を視察した。トプラク知事は、トルコ石油会社(TPAO)のスレイマン・チャルク支部長から採掘作業について説明を受けた。

トプラク知事は、先日完成し、石油採掘が行われる場所に設置されたタワーについて説明を受け、掘削が地下5000メートルに達したこと、ここに建設された採掘プラットフォームに3000万ドルの費用がかかったこと、またそれがトルコで最新の近代的なプラットフォームであることとの説明を受けた。トプラク知事は、タワーのエンジニアであるエルギン・ヤワシュ氏、電気エンジニアであるエルカン・オズダシュ氏から採掘機器の仕組みについて話を聞いたあと、「掘削監督」の椅子にすわり採掘機器を操作体験した。

トプラク知事は、既存の採掘坑で石油を見つけるために、石油採掘に必要な巻き上げ装置や労働力の用意はすでに整っていると話し、「もしこの採掘坑に石油があれば、この採掘機器を使ってそれを見つけることができます。この採掘坑に石油があるかどうか、そしてあった場合にその質はどれくらいであるかは、おそらく3ヵ月後にわかるでしょう。私は、質のよい石油が大量にここに眠っていると信じています」と話した。

TPAOのチャルク・ディヤルバクル地域支部長は、バトマンやディヤルバクルの近郊で産出される石油の量について次のように語った。「私どもの地域では1日に2万6000バレルの石油が産出されます。そのうち1万バレルがディヤルバクルで、残りはスィイルト、マルディンそしてバトマンで産出されています。ディヤルバクル地域は、石油の質ではバトマンを上回るものの、埋蔵量では負けています。けれども、この石油の質の高さと産出コストの低さを考えると、ディヤルバクルでの石油は有望です。またこの事業によりおよそ500人の雇用が創出されます。これも私たちにとってありがたいことです。」

トプラク知事と同行者らは視察のあと、現場の労働者らと食事をして調査現場を後にした。

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( 翻訳者:池永大駿 )
( 記事ID:20961 )