高まる観光需要に対応し、ダマスカスでホテル5軒が新規開業
2010年12月10日付 al-Hayat 紙

■ ダマスカスにホテル5軒新規開業

2010年12月10日付『アル=ハヤート』紙(イギリス)HP経済面

【ダマスカス:本紙】

シリアのムハンマド・ナージー・アトリー首相は昨日、ダマスカスで5軒のホテルの開業式典に臨んだ。総工費は16億シリアポンド(3400万ドル相当)に上る。客室47部屋と27のスウィートルームを擁する4つ星のエルミタージュホテルと、ダマスカス旧市街中心部に位置するアル=ファールス・アル=アラビーホテル、ベー・バーシュホテル、アルバールホテル、ベイト・ザアフラーンホテルの4つの伝統建築ホテルだ。

今回の開業の背景には、近年、首都ダマスカス市内の観光施設に対する観光需要が増しつつあるという事情がある。これが古い民家を伝統的なスタイルのレストラン、ホテル、喫茶店に改装することへと投資家たちを向かわせている。ダマスカス旧市街にある伝統建築ホテルの数は約25軒、部屋数は200に達する。

アトリー首相は記者会見で「これらの観光施設の開業は、シリアが年間800万人の観光客が訪れる重要な観光地へと発展した事による観光産業からの要望に応えるべく実現した」と述べた。首相は経済的・社会的成長プロセスを後押しする上で重要な観光部門の発展にシリア政府が意欲的である点を確認しつつ、今回開業した観光施設は、ダマスカス旧市街の伝統的・歴史的建築物を開発し、同地区に輝きを取り戻すために払われた努力を物語るものだと指摘した。

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( 翻訳者:川上誠一 )
( 記事ID:20969 )