クルド語版「スター誕生」-TRT6で民謡オーディション番組放送!
2010年12月15日付 Zaman 紙


TRTのクルド語チャンネルŞeşが、面白い企画に乗り出す。クルド語で歌う新しいスターを探すこのチャンネルは、「民謡を歌って!」と題されたオーディション番組を提供する準備を進めている。15人のファイナリストが競うこの番組では、ニハト・ドアンさん、イェクブンさん、シリア人で有名なアーティストであるサイト・ユスフさんが審査員となる。

TRT6のクルド語チャンネルŞeşは、面白い新企画に乗り出す。TRT Şeşはクルド語で歌う新しいスターを探している。同チャンネルは、「Strana Xwe Beje(民謡を歌って!)」という名の歌オーディションを企画している。出場者はトルコだけでなく、イラク・アルビル、ドイツ・ベルリン、スウェーデン・ストックホルムでの予選後に明らかとなる。最も上手くクルド語の曲を歌った15人のファイナリストは、生放送で腕前を披露することになる。審査員は、民謡歌手のニハト・ドアンさん、クルド人歌手イェクブンさん、シリア人の有名なアーティストであるサイト・ユスフさんで構成される。

オーディション番組のための準備が全速力で進んでいる。予選は、国内ではアンカラ、イスタンブル、イズミル、ディヤルバクル、メルスィン、ヴァンで行われ、国外ではシリア、北イラク、ドイツ、スウェーデンで行われる。審査員が最も高く評価した15人はイスタンブルで行われる決勝に参加する。決勝の様子は生放送でTRT Şeşで放送される。審査員の点数と視聴者のショートメールによって毎週一人、優勝者が選ばれる。優勝者には、集合住宅局(TOKI)の協力のもと家が贈られる。さらに出場者には車などの様々なプレゼントも贈られる。

TRT Şeşは、新番組に力を入れるだけでなくスタッフも強化している。同チャンネルは、クルド語のクルマンジ方言とザザ方言両方が読めて、話せる者で、さらに見た目の良い者20人を「スタッフ」として迎え入れる予定である。入手した情報によれば、公務員試験(KPSS)で基準となる点数を越えた400人の候補者がさらに面接を受けている。面接参加者は、クルド語とトルコ語の文章を読まされ、翻訳できるか試されている。

(本記事はAsahi中東マガジンでも紹介されています。)

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( 翻訳者:智原幸穂 )
( 記事ID:20980 )