在米アルメニア・ディアスポラに失望広がる―米下院議長を「脅迫」
2010年12月23日付 Hurriyet 紙

アルメニア虐殺に関する議案提出阻止を受けて、在米ディアスポラは激怒

米第111議会の閉会後、二週間以内に正式に下院議長を辞めるナンシー・ペロシ議長に脅迫が相次いでいる。ある新聞記者は、今回の件に対して、はっきりとペロシ議長を批判する形で「今回の件は、悪い結果になるだろう」と語った。アメリカ-トルコの社会は、この戦いで勝利を収めた喜びにひたっている。

アメリカ・アルメニア国内委員会(ANCA)ケン・ハチュクヤン委員長は声明を発表し、「アルメニアにルーツを持つアメリカ人は、ペロシ議長の失敗に対し怒りと失望を感じている。ぺロシ議長には、「アルメニア人虐殺」に関する議案を通すに十分なだけの議席数、権限、チャンスがあった。なのに、またしても、人権に関わるこの件への投票を拒絶した」と述べた。 Asbarezというインターネットサイトの編集者アラ・カチャトゥリアン氏は、論説で、「ぺロシ議長の化けの皮がはがされた。アルメニア-アメリカ人社会の堪忍袋の緒は切れそうだ。悪い結果になるだろう」と書いた。法案を準備した民主党カリフォルニア州選出のアダム・シフ議員は、書面での発表を行なった。シフ議員は、「深く失望している」と語り、次期の議会にむけ、今回と同じような法案を用意する予定であることを明らかにした。

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( 翻訳者:大久保はるか )
( 記事ID:21038 )