タクスィム広場の警官隊、場所を移動
2010年12月26日付 Radikal 紙

イスタンブル警察は、イスタンブルの中心に位置し、最も有名な広場であるタクスィム広場に関し、重大な決定を下した。何年もの間、広場脇の歴史的建造物である「水路分岐施設(Su Maksimi)」の前に駐屯してきた機動隊は、警察の決定によりゲズィ・パークの中へ移動する。

この決定には、機動隊に対する10月31日の爆弾攻撃が影響したとみられている。機動隊が公園内の周りから見えない安全な場所に置かれる事で、今後、テロが起こった場合でも市民の安全が保障される。

■観光客は不快に思っていた

タクスィムで市民の人命と財産の保護を保障してきた警察は、社会秩序を乱すいかなる事件がおきても今後とも、ここ(ゲズィ・パーク)からすぐに対応するとしている。警察のこの重要な決定はタクシー業界からも歓迎された。特にここを訪れる観光客が、広場でバスいっぱいの警官が目にする事を不快に思っていたことは、夙に知られている。この移動後、噴水の前のスペースは様々なイベントに使われる。

■3回の爆弾による攻撃が起こった

タクスィムにある警察の待機場所は1999年以前、レストラン街のすぐわきの、公園に向かうスペースの入口にあった。もう一つの警察の待機場所はギュムシュスユ通りにあった。1999年3月27日、2001年9月10日、2010年10月31日と3度の爆弾攻撃がおきた。これらの攻撃で警官2名が亡くなり、合計62人が負傷している。

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( 翻訳者:南澤沙織 )
( 記事ID:21058 )