補助金廃止、ついに始まる
2010年12月19日付 Jam-e Jam 紙

アフマディーネジャード大統領は昨夜、数カ月間にわたって準備され、誰もが待ちわびていた「お知らせ」を発表した。補助金廃止計画の最終段階がついに始まり、エネルギー関連製品の価格が改訂される、というお知らせだ。

 このニュースは誇張ぬきに、近年でもっとも重要な経済・社会ニュースと考えるべきだろう。多くの人がこのニュースを聞くのを指折り数えて待っていたのは、おそらく自身のこれからの身の振り方、ビジネス、そして〔生活や仕事上の〕経費がどうなるのか、知りたいと考えているからだろう。

 ジャーメ・ジャムの報告によれば、アフマディーネジャード大統領は昨夜生放送されたラジオ・テレビインタビューで、本日1389年アーバーン月28日〔西暦2010年12月19日〕日曜日の0時からエネルギー関連製品の価格改訂を開始することを、自らの口から公式発表した。

 同氏は補助金廃止を前にした政府による支援策について触れ、・1ヶ月間は市民の燃料カードに〔補助金が添加された安価な〕ガソリンを追加すること(デイ月〔西暦12月~1月〕用として50リットル)、・10日間は以前の価格で軽油を提供すること、・ガソリンスタンドで電子支払いシステムを導入すること、・水道・電気・ガス料金に対して累進制を敷くこと、・現金支給による補助金を2ヶ月分〔前もって〕支給すること、を最重要策として列挙した。

 大統領は発言の他の箇所で、ナンの補助金廃止についても言及し、「我々はナンに対しても、〔補助金を廃止して、その代わりに〕現金を〔所定の口座に〕振り込む方針だ。一人当たりの毎月の支給額は4,000トマーン〔日本円で約320円〕となる。支給は今週から始める」と述べた。

〔‥‥〕

(本記事はAsahi中東マガジンでも紹介されています。)

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( 翻訳者:小野大器 )
( 記事ID:21060 )