SHOW・TVの新ドラマ「華麗なる世紀」、スルタン・スレイマンへの侮辱
2011年01月03日付 Yeni Safak紙

SHOW・TVで新ドラマの放送が始まる。そのタイトルは『壮麗なる世紀』である。立法帝スルタン・スレイマン1世を題材にしているとのこと。しかしながらその予告編を見ると、西洋の人々にさえ壮麗なスルタンとして知られている偉大なスルタンを侮辱しているようである・・・。

予告編では、立法帝スルタン・スレイマン1世は手に杯を持ち、道楽好きで女性に弱い人物として描かれている。このような演出はスルタンだけでなく歴史家への侮辱である。なぜなら心ある歴史家は誰ひとりとして、ヨーロッパ人であっても、スルタンへのこのような悪評を認めていないからだ。道楽好きだとして描かれているのは「壮麗なるスレイマン」、そしてオスマン帝国に最盛期をもたらした王なのである。同時に「地上のカリフ」、つまりムスリムのカリフである。彼はアッラーの名と正義を広めるために尽力したスルタンである。ドラマで描かれている姿とは反対に、ハーレムではなく、父である卓越者セリム1世のように馬上で、戦場において一生を過ごした。在位した46年のうちにオスマン帝国の領土をちょうど3倍にまで広げた。この偉大なスルタンの猛攻に対抗できなかった者たちは、いつもオスマン人を背後から短剣で突き刺す道を選択した。ドラマに出てくる多くの場面はまるでこの短剣のようだ。立法帝スルタン・スレイマン1世への侮辱は後を絶たない。同性愛関係の映像の間に、宮廷作法が示唆的に挟み込まれている。明言していないにせよ、視聴者がそのように解釈し理解するように、あらゆる演出がなされている。それにしても、当時の敵でさえその真価を認めていた王を、一体誰が何のために侮辱しているのだろうか?それはドラマの脚本家であるメラル・オカイ氏だ。一時期労働者党の党員であったオカイ氏のことは、トルコについての文章や彼が出演したテレビの討論番組で知ることができる。オスマン人や、オスマン人が共有した信仰と観念に対する彼の見方を考えれば、この最新の脚本も不思議ではない。ドラマのプロデューサーも外国人ではない。『小さな秘密』や『ポプラの風』も手がけたティムル・ザヴジュ氏である。この2作品も、若者向けドラマと称し若者たちの関心をヨーロッパ風のライフスタイルに向かわせている。『壮麗なる世紀』はまだ放映が始まっていない。しかし予告編さえ国民たちの大きな反発を招いている。3大陸では収まりきれない偉大な王をハーレムに投げ込もうとしたこのドラマを、国民たちは栄光ある我々の歴史を切り付ける短剣のように見なしている。

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(翻訳者:篁日向子)
(記事ID:21111)