トルコの国連非常任理事国任期終了、早期の再任求める
2011年01月03日付 Milliyet 紙

トルコは12月31日付で国連安全保障理事会の非常任理事国の任期を満了するが、再度非常任理事国候補となることを示唆した。

外務省は、トルコは非常任理事国としての役割を見事に果たし、評価をえたので、「トルコが一刻も早い再任を望むのは当然のことである」と発表した。

外務省は、トルコは約50年ぶりに2009-2010年期の国連安全保障理事会非常任理事国となり、12月31日付で任期を満了したことを発表した。そして任期中、トルコを安全保障委員会のメンバーに推した国々の選択と信頼に答え、特にこうした国々が国連改革プロセスにおいて形成しようとしている立場の代弁者となることを目標としてきたとした。

発表によれば、このために、国連「常任理事国」の体制が強化され、トルコ外務省内において積極的な連携を確実にするための体制が整えられたという。トルコは安全保障理事会のメンバーとしての役割を担う中で、2009年には朝鮮民主主義人民共和国とコンゴ共和国に対する制裁委員会の委員長、2010年にはテロ対策委員会の委員長及びアフガニスタン調整を担当した。

外務省はトルコが2009年6月と2010年9月に安全保障理事会の議長国を務めたことも指摘し、9月に議長国を務めた際、安保理サミットを開催し、第65回国連総会の上部会議ともいえるサミットに加え、テロ対策に関する外相会議を実現したことを強調した。発表では次のように続けられた。

「安全保障理事会の非常任理事国となったことで、わが国は国際問題への建設的な貢献を行うことができるということを明らかにし、他方この問題を新たな視点で見守る可能性を与え、任期を立派に務めたと評価されている。わが国が、二つの方向からの、地域的なそして多面的なレヴェルでの努力を続けるとともに、国際平和や安定へ行った貢献は、安保理の様々な試みに反映され、また実際の行動により高く評価されてきた。ゆえに、できるだけ早い時期に非常任理事国として再任されることを望むのは当然のことである。」

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( 翻訳者:大嶽真梨子 )
( 記事ID:21112 )