大統領招待に高級車ジャガー乗り付けの学生に批判集中、父親が弁解
2011年01月08日付 Hurriyet 紙

チャンカヤ(大統領府)での大統領招待の食事会に高級車ジャガーで行ったことが明らかになったビルケント大学学生会議長のアルペル・ヤシン・アルトゥネル氏の父親が、息子を擁護している。

アブドゥッラー・ギュル大統領は「チャンカヤ(大統領府)での食卓」活動の一環で、国立大学と私立大学の学生会議長らと6日夜に会食した。  

会食に、ビルケント大学代表としてアルペル・ヤシン・アルトゥナル氏が参加。彼が官邸にジャガーの車で現れたことが、議論の的となっている。インターネットのサイト「Emirdag.gen.tr」では、アルトゥナル氏がエミルダー出身であることを明かし、メインページに官邸での会食に関するニュースを載せている。コメント欄にコメントしたある名前が目を引く。「医師ニハト・アルトゥナル」。“ジャガー大学生”の父親だ。父アルトゥネル氏は2つのコメントを書き、息子を擁護している。

■「貯金で息子に車を買った」

アルトゥナル氏は以下のようにコメントし、息子をかばった。

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親愛なる同胞諸君、まずは息子に対し肯定的なコメントをしていただいたことに感謝します。ただし、いくつかの点をはっきりさせておく必要があると感じました。

初めに申し上げますが、ご存じの通り私は30年間医師として働いており、貯金で息子に車を買ってやりました。映像や活字でメディアが誇張したような高級車ではなく、フォルクスワーゲン社のパサットより低価格なものです。最も高い物であったとしても、とやかく言われる筋合いはありません。

■お抱え運転士はいない

息子は官邸に車で行ってはいないし、お抱え運転手などいません。ジャガーが(金持ちの)象徴的な車であるとメディアで喧伝しているのは、彼と対立している同じ大学の若者たちです。アルペルが全国の学生会議長の間で信頼されていることが、一部の人々を不快にしているのです。

彼はいたって道徳的でよくできた青年です。会食の席で学生の要望に関する書類を大統領に渡したのは彼だけです。学生を勇敢に守り、挑発には毅然とした態度を示す人間です。新聞や映像メディアで伝えられる彼の発言は、ねじ曲げられています。また、そこに書かれていることを本当だと思っている人の一部は、目先の利益に飛びつき、財産(金持ち)への嫌悪感を吐き出しているのです。             

親愛なる同胞の皆さんが、これらの事実に目を向け、息子を守ってくれることを期待しています。“太陽は中傷では沈まない”。

さらに付け加えると、メディアは彼が車で大統領官邸に行っていないにもかかわらず、所有するジャガーを三面記事的に取り上げ、さらに300メートルの道のりをタクシーに乗り、その代金5トルコリラ(約265円)を割り勘にした若者たちを「貧困文学」よろしく報じました。これが真のジャーナリズムだと思っているとは、まったく困ったものです。

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( 翻訳者:川原田喜子 )
( 記事ID:21138 )