「核のテロリスト」、テレビで告白:情報相、10名をこえるイスラエルのスパイ関係者の逮捕を発表
2011年01月12日付 Jam-e Jam 紙


テヘラン大学の物理学教授マスウード・アリーモハンマディー氏が殉教したテロ事件から一年、この事件の中心人物がイラン国営放送でテロの詳細について告白した。

 月曜日の夜(1月10日)と昨夜(1月11日)の二部に分けて国営放送で放映されたこの告白で、殉教者アリーモハンマディーが暗殺された事件の首謀者であるマジード・ジャマーリーファシュ容疑者は、テルアビブでテロのノウハウを学んだことを明らかにした。

 国際的メディアで大きな反響を呼んだこの告白は、シオニスト体制がいかにテロ組織を支援し、また対イラン工作を支えているかを示す新たな証拠となるものと考えられている。

 情報省の部隊により逮捕されたアリーモハンマディー暗殺事件の中心人物マジード・ジャマーリーファシュ容疑者は、どのようにテロの訓練を受けたか、その詳細について説明するなかで、次のように語った。「テルアビブを訪れた際、エルサレム=テルアビブ間の高速道路沿いにある基地で、イスラエルの上級士官数名と知り合いになった。私はそこで追跡や脱出、自動車下部への爆弾の設置方法など、さまざまな技能の訓練をうけた」。

 このテロリストは、バイクを使って爆弾を設置する方法を練習するために、この基地で特殊訓練をうけたという。

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イラン情報機関、モサドの諜報網を凌駕

 ジャーメ・ジャム紙の報道によれば、ホッジャトルエスラーム・ヴァルモスレミーン〔※シーア派宗教指導者の位階の一つ〕のヘイダル・モスレヒー情報相は昨日行われた記者会見で、イラン・イスラーム共和国の国産情報技術は、西洋諸国やアメリカから提供されているモサドの先進的テクノロジーに対して、優位性を獲得していることを明らかにした。

 同相はさらに、我が国の諜報部隊は最近のオペレーションにおいて、シオニスト体制の諜報機関内部に潜入していることを強調した上で、シオニスト体制と関わりを持つ様々なネットワークの構成員10人以上を逮捕したと述べた。

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(本記事はAsahi中東マガジンでも紹介されています。)

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( 翻訳者:長島太郎 )
( 記事ID:21197 )