ダマスカスでレバノン情勢3者会議、開催―トルコ、シリア、カタール首脳参加
2011年01月17日付 Zaman 紙


レバノンで起きている政治危機を収束するため、トルコ、シリア、カタール3カ国の首脳会談がシリアの首都ダマスカスで開かれた。会談は2時間45分間続いた。

シリアのバッシャール・アサド大統領主催の首脳会談には、レジェプ・タイイプ・エルドアン首相、カタールのシェイフ・ハマド・ビン・ハリーファ・アール・サーニー首長が参加した。

大統領官邸での会談には、アフメト・ダヴトオール外務大臣とシリア、カタールの外務大臣も参加した。

レバノン政治危機に関してダマスカスで開かれた3カ国首脳会談で出された共同声明において、3カ国の首脳は「レバノン国内で対立している双方の和解を目的とするシリアとサウディアラビアの心からの取り組みに基づき問題が解決に至ること、状況の悪化を防ぐことの重要性を強調した」と表明された。会談に出席した首相らは昼食会に向かった。

■ダマスカス首脳会談で共同声明

レバノン政治危機にについて話し合うために、シリアの首都ダマスカスでトルコ、シリア、カタール間で3カ国首脳会談が開かれた。会談後、書面による報道声明が出された。声明では、3カ国はレバノンの利益と安定を保障し、レバノン国民の支援者として、政治的取り組みが実現するまでの間、レバノン議会での新政府樹立協議を延期する決定には賛成である、と述べられた。

レジェプ・タイイプ・エルドアン首相、シリアのバッシャール・アサド大統領、カタールのシェイフ・ハマド・ビン・ハリーファ・アール・サーニー首長も出席したレバノン政治危機に関する3カ国首脳会談が終了した。会談の最後、書面による報道声明が出され、レバノン政治危機だけでなく、同地域の他の問題についても会談で取り上げられたと明らかにされた。

声明では、3カ国の首脳がレバノンで対立している双方の和解を目指すシリアとサウディアラビアの取り組みに基づいて問題が解決に至ること、状態の悪化を防ぐことの重要性が強調された。会談では、3カ国はレバノンの利益と安定を保障し、レバノン国民の支援者として政治的取り組みが実現するまでの間、新政府確立のためのレバノン議会延期の決定には賛成である、と述べられた。

およそ2時間半に及ぶ首脳会談のあと、昼食会に出席したのち、カタールの首相首長は帰国の途についた。しかしエルドアン首相、ダヴトオール外務大臣、シリアのバッシャール・アサド大統領とムアッリム外務大臣の話し合いは続いた。

(本記事はAsahi中東マガジンでも紹介されています。)

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( 翻訳者:木村納菜 )
( 記事ID:21201 )