PKKへ軍事物資輸送の大型トラック4台、国境で拘束
2011年01月18日付 Zaman 紙

オランダを発ちトルコ経由で北イラクへ向かおうとしていたTIR(国際道路輸送協定)トレーラー4台が、テロ組織に援助物資を輸送していたことが発覚した。

オランダを発ちトルコ経由で北イラクへ向かおうとしていたTIRトレーラー4台がテロ組織に援助物資を輸送していたことが発覚した。内3台がカプクレで、残り1台がハブル税関で停車させられたTIRトレーラーからテロ組織クルド労働者党(PKK)関連の多数の組織文書、医療器具、多数の携帯電話、そして電子機器が押収された。関税庁の情報によれば、エディルネの税関警備隊は、カプクレのTIRトレーラー用税関にやって来たフェヴズィ・G容疑者が運転していた34GD...ナンバーのTIRトレーラーを不審に思い捜査を行った。捜査で、テロ組織PKKのいわゆるPKK旗が886点、PKK首領の写真付のペナントが201点、PKKのバッジが1,640点、アブドゥッラー・オジャランのバッジが400点、PKKのカレンダーが6点、多種多様なメーカーや型の医療器具が562点、そして多数の文書が押収された。

PKKに援助物資を輸送していたTIRトレーラーからはさらに、1250ドル、370ユーロ、大半はPKK指導者が書いた政治的内容の書籍が42点、双眼鏡が2点、プロ用ビデオカメラ、携帯電話、産業用ブレーカー(電気遮断器)、そして様々な電気器具が入った小包18点が見つかった。

さらに拡大して捜査を行っている警備隊は、関税警備局との連携の下、(カプクレで捜査を受けた物資の場合と)同じで、さらに差出人及び受取人同一である援助物資を輸送していた別のTIRトレーラーがハブル税関にいることを特定した。このトレーラーで行われた捜査でも、電子器具、医療器具、ノート型パソコン、そして携帯電話が発見された。捜査が継続する一方で、カプクレ税関にやって来たヒュセイン.A容疑者運転のTIR型トレーラーの差出人及び受取人は、やはりオランダのS.Tという会社であることが発覚した。同トレーラーでは、軍事作戦用偽装ネットが2点、中古携帯電話が345点、そして747点の医療器具が押収された。ムスタファ・Ş容疑者運転のTIRトレーラーに関しては捜査継続中である。逮捕されたTIRトレーラー運転手らの取調べは引き続き行われている。

他方、捜査関係者らは、運転手らが、例のTIRトレーラー4台がオランダを出発し、援助物資が同国内のS.T.という名の会社によって発送されていること、同社が輸送していたこと、ドイツで荷積みされたこと、そして受取人もS.T社の北イラクのドゥホク地区にある支社であることがわかったと述べた。同関係者らは、押収された援助物資がカンディル及びマフムル・キャンプへ輸送される予定だったことはほぼ間違いないと伝えている。

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( 翻訳者:藤井庸平 )
( 記事ID:21206 )