チュニジア軍、お手本はトルコ軍?―アラブ紙論評
2011年01月20日付 Milliyet紙


アラブのメディアは、国家の政教分離の原則を守ろうとするチュニジア軍は、「アタテュルク主義の番人」といわれるトルコ国軍(TSK)をお手本にしようとしている、と伝えた。

チュニジアで、ベンアリ政権が国民の暴動によって崩壊した後、新しい国家の政治モデルに関する議論が始まった。アラブ世界で有力な新聞紙の一つ、ロンドンが拠点のアッ・シャルク・アル・アウサト紙のタールク・アル・フメイッド編集長は、先日執筆した社説でチュニジア軍をトルコ国軍にたとえた。

アル・フメイッド編集長は、記事の中で、「今、全注目はチュニジア軍に向いている。なぜならベンアリ大統領が国外逃亡する前には、抗議デモと直接対峙しないように後退していた軍部は、そろそろ、安全の確保と、失脚したリーダーの残党たちとの争いのため表舞台に戻りつつある。では、チュニジア軍の役割は何か?1980年代のトルコ軍をお手本にするのか?」という疑問を述べた。

アリ・フメイッド編集長は、「チュニジア軍は、国の独立後、治安の確保のため1978年1月26日と1984年1月3日の二回、支配権を手にした。しかし、今回はなぜ遠巻きに見守り、抗議デモに対してベンアリ大統領を守らなかったのだろうか?ひょっとしてチュニジア軍はアタテュルク主義の番人であるトルコ軍が1980年代に果たした役割を果たそうとしているのか?」と語った。編集長は、「軍が直接政権に干渉しない限り、我々にとって新しい時代に向き合っていることになる。このことも、チュニジア軍が、国家と政教分離の原則を守ることを義務とするトルコ軍をお手本にしようとしていることを証明している」と述べ、最初に質問した「チュニジア軍は1980年代のトルコ軍をお手本にしようとしているのか?」の疑問にイエスと答えた。

■チュニジアのAKP(公正発展党)

チュニジアで追放されていたアル・ナハダ党の指導者であるアシド・ガンヌーシ氏は、アメリカの著名な経済紙ファイナンシャル・タイムズとのインタビューでチュニジアに民主主義を定着させるため帰国の用意をしていることを語った。自分がトルコの公正発展党をお手本にしていると述べたガンヌーシ氏は、「我々の考えは公正発展党の考えに似ている。実際私の多くの著作物はトルコ語に翻訳され、良く読まれている」と語った。

■メモ

*失脚したベンアリ元大統領の姉ニアメ・ベンアリ(73)が療養していたチュニジアのスセ市で心臓発作のため死去した。ベンアリ大統領の家族33人が「チュニジアに対する犯罪のため」逮捕された。

*チュニジアで、フアド・メバッザ暫定大統領が、過去とのつながりを断ち切ると語った。

*チュニジアで刑務所に入れられていた政治犯は全員解放された。

*今日アラブの指導者たちがエジプトで集うサミットで、抗議デモが増えている国の低迷する経済を立て直すため、20億ドルの援助の決定が予定されている。

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(翻訳者:大久保はるか)
(記事ID:21223)