ライバルチームの諸応援団、新スタジアム首相ブーイング事件抗議で団結
2011年01月22日付 Milliyet紙


アスランテペでのブーイング事件のために、ガラタサライのサポーターらが、通りにあふれた。ガラタサライ、フェネルバフチェ、ベシクタシュのサポーターらも加わったサッカーファンや市民は、ブーイングに対してかけられた圧力を非難するため、タクスィム広場で行進した。ガラタサライとフェネルバフチェのサポーターは、タクスィム広場で一堂に会した。並んで(チームグッズの)マフラーを振り回しながら抗議活動を行った。

チュルクテレコム・アリーナ・スタジアムのオープンにあたり、レジェプ・タイイプ・エルドアン首相や各大臣が、ブーイングを行った人々に不快感を示したことで、トルコ革新スポーツ労働組合が主催するデモ行進で抗議活動が行われた。

チュルクテレコム・アリーナ・スタジアムで、先週土曜日に行われた開幕式典での緊張をうけ、トルコ革新労働スポーツ労働組合の呼びかけで、14時に、数千ものスポーツファンがタクスィム広場に集合した。

ベイオール地区を練り歩いた何千人もの人々がブーイングで抗議活動を行い、「私たちが唯一お世話になったのは、スタジアムの工事期間に亡くなった二人の作業員をはじめとする労働者であると、全てのスポーツファンとスポーツ関係の労働者は考えています」と述べた。

トルコ共産党(TKP)、トルコ革命労働組合連盟(DİSK)、サポーターグループのテクユムルク(Tekyumruk:ガラタサライのサポーターグループ)、フェネルバフ・チェ(FenerbahCHE:フェネルバフチェのサポーターグループ)、ハルクン・タクム・ベシクタシュ(Halkın Takımı Beşiktaş:ベシクタシュのサポーターグループ)らも含む約4千人もの群衆がタクスィム広場に集合した。
群衆は「スポーツでも脅しには屈しない。声をあげ、傍観者のままではいない」というプラカードに続いて練り歩き、中でもガラタサライ、フェネルバフチェ、ベシクタシュ、そしてブルサ・スポーツ、トラブゾン・スポーツのシンボルを用いたマフラーや帽子を身につけた服装が目立った。群衆はレッドカードを掲げつつ、ブーイングやホイッスルなどででエルドアン首相に対し抗議活動を行った。

彼らのスローガンのなかでも「スポーツの真の庇護者はスポーツ関係労働者だ」「スポーツ関係労働者法の制定を」「国民はあなたより偉大だ」「セイランテペが、犠牲になった労働者と共に思い起こされますように」「この時代に誰もシャーやスルタンとはなりえない」などが目を引いた。

群衆はときおり「チャオ・ベッラ」の歌を歌い、「友愛万歳!タイイプはスタジアムを買え、くそくらえ!スタジアムに入るのならおまえたち全員を殴ってやる!レ・レ・レ・ヤ・ヤ・ヤ!タイイプ・エルドアン辞任!AKPがスタジアム買え!くそくらえ!」と合言葉を掲げ、ブブゼラを吹いた。エルドアン首相の「私が(スタジアムを)つくりました」という言葉にも野次が飛んだ。

ガラタサライ高校前ではトルコ革命スポーツ労働組合のメティン・クルト組合長が群衆に向かって演説を行った。組合長は、「スペインの独裁者フランコは、マドリードのベルナベウ・スタジアムをつくらせる際、「私のために十万人分の「寝袋(独裁政治から人々の目をそらすための装置)」をつくらせなさい」と言ったそうです。公正発展党(AKP)もまたアリーナ・スタジアムという「寝袋」をつくろうとしましたが、そのような小手先のテクニックに騙されなかったガラタサライ・サポーターのブーイングにあいました。ガラタサライのサポーターによるブーイングは、独裁主義を求める思想や、似非スルタン制を封じ込めたのです。首相はスタジアムの開幕式典を、政治的なパフォーマンスにしてしまおうとしました。しかし、8年間もの(エルドアン)政権の悪政にうんざりしている国民の抗議の声が、ガラタサライのサポーターを通じて首相に向けられたのでしょう。我々がここにいる元々の理由であり、この抗議と同じくらい重大と感じているのは抗議後の進展です。サッカーの試合に政治を介入させないという大前提を隠して、自身の保守政策にスタジアムを使おうとする人たちが、それが認められないといって恥さらしな行為をしているのです。スポーツを愛する人々に対する「魔女狩り」が始められたのです。ひとつの武器すら使用されなかったこの民主的な抗議に対する政権とその支持者の態度は、彼らが本来どのような国や社会を望んでいるかをも露呈させたのです」と話した。

メティン・クルト組合長は次のようにスピーチを続けた。

「ガラタサライのサポーターや、そしてすべてのスポーツファンも私たちスポーツ関係労働者も知っていることがあります。アリーナ建設に際し、私たちが恩に感じているのは、アリーナ工事期間に亡くなった建設作業員をはじめとした、労働者に対してのみであります。このスタジアムは国民のお金と労働者の尽力により完成したものです。どなたかの父親の財産などではありません。スポーツファンらのなかに扇動者を探すのなら、その前に自らが生み出したこの泥沼を清算するべきでしょう。我々はスポーツ関係労働者として、真のスポーツファンとしてこの試合には賛成です。この試合に受けて立ちます。」

記者会見を行うために、ガラタサライ高校前にやってきたほかのグループのため、警察が周辺で広域警備体制をしいたが、群衆は平穏に解散した。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


(翻訳者:原田星来)
(記事ID:21234)