15人の女性が婦女暴行魔の占い師の犠牲に:犠牲者の多くが開運のために占い師宅に通っていた
2011年01月19日付 Jam-e Jam 紙

開運と祈祷書きを口実に15名の女性らを暴行した占い師の男が、テヘラン州刑事警察の捜査官らによって逮捕された。

 この男は、大々的な宣伝を行い、ショッピングセンターで犠牲者らを物色していた。そんな折り、新たな女性をだまそうとしていたところを逮捕された。

 ジャーメ・ジャム紙の報道によると、テヘラン州治安維持軍の社会問題担当副総司令官ヤーランディー大佐は、ペテン師の男の容疑について、「女性らをだまし、彼女らに悪さをしている占い師がキャラジ県にいるとの市民からの通報を受け、刑事警察の捜査官らによる捜査が始まった」と述べた。

 ヤーランディー大佐はさらに、「この通報を調査した後、捜査官らは占い師に嘘の予約を入れ、同占い師の自宅に潜入した。そして同占い師が若い女性をだまそうとしていたところを逮捕した」と付け加えた。

 同副総司令官はまた、「捜査官らが占い師の男の家を捜査したところ、占いに必要な道具や女性の写真多数、動物の皮、さまざまな種類の石、及び怪しげな文字で書かれた本などを発見し、押収した」と述べた。

衝撃的な自白

 ヤーランディー大佐はさらに、「容疑者を署に連行すると、彼は衝撃的な供述を行った。それによると容疑者は、さまざまな地域で大々的な宣伝を行い、主に開運のために自宅にやって来た女性らをだまし、親しい人や親族から呪文をかけられているなどと偽り、これまでに女性ら15人以上を暴行した、というのだ」と述べた。

余罪

 ヤーランディー大佐は、「読み書きができる程度の教養しかない容疑者の供述を取ったところ、二人の被害者が特定された。他にも犠牲者がいないか、懸命の捜査が続いている」と指摘し、さらに「容疑者の前科を調べたところ、彼は占いのほかに、兵役終了証明書の偽造やニセの債権の売買などでも前科があり、多額の金品を人々から金をだましとっていた」と述べた。

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( 翻訳者:山本和代 )
( 記事ID:21241 )