エルドアン首相、アサド大統領とエジプト問題について会談
2011年02月06日付 Zaman 紙

レジェプ・タイイプ・エルドアン首相とシリアのバッシャール・アサド大統領は、エジプト問題をはじめとした地域的、国際的な最近の情勢について会談した。会談で両者は、エジプト国民の要求と期待に応え、新たな被害を防ぐために「共に努力」すると表明した。

エルドアン首相とアサド大統領の会談後の共同プレスリリースは、首相府広報センターのウェブサイトで発表された。これによると、会談では両国の二国間関係について話し合われ、アサド大統領とエルドアン首相はすべての分野での協力関係に満足していると述べた。

発表によると、友好ダムの起工式はこの協力関係の集大成であり、ダムが1万haの農地を灌漑し両国国境の周辺地域における電気エネルギーの需要を満たすことを目標にしているという。

発表では、アサド大統領とエルドアン首相が二国間の協力関係の継続と、地域的な問題に関する高レベルで透明な対話の重要性が強調され、「両国の経済協力関係の強化は、シリアとトルコの人々だけでなく地域全体の人々の安定と安全を目標にしている」とされている。

二人の指導者は、エジプト問題を筆頭に、地域的・国際的な最近の情勢についても話しあった。特にエジプトが一刻も早く安全と安定を取り戻すことを望んでいると述べ、エジプトの人々の要求と期待に応え、新たな被害を防ぐために共に努力すると話した。

アサド大統領とエルドアン首相はレバノン問題についても取り上げ、この国が安全で安定した豊かな国になるために、可能なあらゆる努力をすることを特に強調した。

会談には、シリアからはムハンマド・ナージー・アトリ―首相、ワリード・ムアッレム外務大臣、ブセイナ・シャアバーン大統領政治・報道顧問が、トルコからはアフメト・ダヴトオール外務大臣と駐シリア・トルコ共和国大使が参加した。

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( 翻訳者:菱山湧人 )
( 記事ID:21386 )