大学入試でのスカーフ、指紋と耳の検査で対応―大学入試センター
2011年02月08日付 Milliyet 紙

大学入試センター会長代理のアリ・デミル教授は、スカーフをした状態での受験が行政裁判所が説くような試験の公平性に支障をきたすものには当らないとのべた。「もしこういう心配があれば、特別に指紋検査あるいは瞳孔検査のような措置をとって試験の公平性を保証しうる。そのための作業をしている。本人確認のために受験者がどのように服装をしているのかは特に重要ではない。」

アリ・デミル教授は、会見で、大学大学入試センターが試験実施要項から「帽子・スカーフ等の着用禁止başı açık」の項目を削除したことを行政裁判所が違法と判断し、試験実施要項の運用停止を命じたのに対し次のように述べた。

■ 半年間ではできないが…

「受験者が最も安心できる形で試験に臨めるようにするのが我々の仕事。この点で試験の公平性を欠くことなく、このことが最も容易に実現できるようにしたい。指紋認証技術は進歩しており、試験会場への導入はありえる、試験期間にはね。電子情報としての候補者の指紋の読み取りと受験者の本人確認による受験の実施は、半年以内ではできないかもしれないが、その後に試験的に実施を開始する。本人確認には受験者がどのような服装をしているのかを特に重要ではない。しかし、本人確認は第一優先事項と考えている。」

■ 新しい計算

デミル教授は、スカーフを着用した疑わしい受験者に対し耳の検査を実施できるとし、「受験希望者全員が受験できるよう、大学入試センター会長としては望んでいる」と言った。指紋読み取り技術に関する費用が大袈裟にいわれているため、新たにかかる経費を試算するが、これらは大学入試センターにとって実現不可能なものではないと言った。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:藤永巌広 )
( 記事ID:21412 )