原子力庁報道官、スタックスネットがブーシェフル原発に影響したとのロシア側の主張を否定
2011年01月18日付 Mardomsalari 紙

イラン原子力庁報道官は、ウィルス「スタックスネット」をめぐる噂を否定した。

 ハミード・ハーデムガーエミー報道官はイラン学生通信(ISNA)とのインタビューのなかで、イラン核施設にスタックスネット・ウィルスが悪影響を与えているとする噂を否定しつつ、「スタックスネット・ウィルスはブーシェフル原発の稼働に向けた作業に、何らマイナスの影響を与えてはいない。原子力庁長官が強調しているように、細心の注意を払ってきた原子力庁の安全問題の専門家たちは、約1年半前からこのウィルスの存在を特定し、必要な措置を講じてきた」と語った。

 ISNAが伝えたところによると、英紙デイリー・テレグラフは記事の中で、「ブーシェフル原発の建設でイランに技術支援を提供してきたロシアの核の専門家たちは、イランの核施設がスタックスネット・ウィルスの被害を受けているとして、ロシア政府に対してブーシェフル原発の稼働を延期するよう進言した」と報じたという。

 ロシアの専門家らは、謎に包まれたスタックスネット・ウィルスがブーシェフル原発のコンピュータ・システムに広範囲な被害をもたらしたと主張し、そのことについて深刻な懸念を表明したとされる。

 イスラエル紙イェディオト・アハロノトがデイリー・テレグラフ紙の報道として伝えたところによると、ブーシェフル原発で活動しているロシアの専門家らはまた、原子力の安全問題にイランはあまり注意を払っておらず、そのために原発の稼働を最低でもイラン暦年末〔2011年3月下旬〕まで延期し、必要なアセスメントを行うよう、直接ロシア政府に訴えたのだという。

 これに対しイラン原子力庁報道官は、「この種の噂は、国連安保理常任理事国にドイツを加えた5+1諸国との協議を目前に控えた時期に、〔イランに対して〕心理戦を仕掛けるために流されたものにすぎない」と指摘している。

 原子力庁報道官はその上で、「至高なる神の助けにより、ブーシェフル原発は中東で初めての原発として、近々稼働を開始するだろう」と語った。

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( 翻訳者:斎藤正道 )
( 記事ID:21421 )