エジプト情勢めぐり、トルコ・イスラエル間の舌戦つづく
2011年02月09日付 Radikal 紙

エルドアン首相は今日の会見で、オバマ米大統領とギリシャのパパンドレウ首相との会談でイスラエルがエジプトに介入しないことの重要性を伝えたと話した。

「パパンドレウ首相に『ここはギリシャの出番だ』と言った。イスラエルはこの問題に関与、介入すべきではない。オバマ大統領にもイスラエルが干渉すれば悪影響が出ると話した」というエルドアン首相のコメントに対し、イスラエル側は以下のように対抗した。

「大切なのはエジプトがどう考えるかだ」と話すイスラエル外務省の発表では、「エジプト国民が自国で起こっている出来事を、カダフィ人権賞を受賞したエルドアン首相よりもよく理解しているのは間違いない」と反論。

イスラエル国営ラジオはこの問題に関するニュースで、エルドアン首相がイスラエルに警告を発し、エジプト内政に干渉しないよう求めていることを伝えた。また同ニュースによると、エルドアン首相がオバマ大統領とババンドレウ首相と会談し、両国にイスラエルがエジプトの内政に干渉しないよう促したと伝えた。イスラエル外務省がこれに対し「在カイロ高官たち、特にトルコの関係者に対し、エジプトの内政に干渉しないよう求めている」との発表も報道した。

イスラエル外務省は「イスラエルにとって重要なのはエジプトがこの問題をどう考えているかであり、エジプト国民が自国で起こっている出来事を、カダフィ人権賞を受賞したエルドアン首相よりもよく理解しているのは間違いない」とコメントした。

エルドアン首相は昨年11年、EU・アフリカ首脳会議のためリビアを訪問し、カダフィ人権賞を受賞している。

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( 翻訳者:湯澤芙美 )
( 記事ID:21431 )