イランは2月14日、行動の日へ―中東民主化運動、イランへ波及?
2011年02月10日付 Milliyet 紙

2009年にイラン国内に衝撃を与え、「緑の運動」と名付けられた抗議活動は、鎮圧後、息をひそめていた。しかしこの反体制運動が再び活動に移る。その実行日は2月14日である。

エジプトとチュニジアの抗議活動を支持したアフマディネジャド政権は、一方で抗議の声がイランに飛び火する事を防ごうと努めている。しかし、反体制運動は、すでに活動を始めている。ミール・ホセイン・ムーサヴィーとメフディー・キャッルービーを指導者とする反体制派はエジプトとチュニジアにおける国民の蜂起を支持する為に2月14日に大きなデモを計画している。

イランの反体制派の本来の目的は、「緑の運動」を再び活性化させることにある。刑務所から出たばかりで反体制的ブログを書いているセライ・ミールデメディーは、直面した弾圧について、以下のように語った:

「警官の振舞いは国内の状況を反映している。あらゆる反体制者は弾圧を受けている。彼らは自宅監禁中であったり刑務所内にいる。改革を支持する政党は、直ちに禁止されなかったとしても、その活動において妨害を受けている。体制批判を行った新聞は、すでに廃刊となった。」

一方でイラン政府から反体制派に対する返答は遅れている。ゴラーム・ホセイン・モフセニー・エジェイー検事は、活動家に対し新たなはけ口を示した。金曜日に国によって執り行われるイラン革命32周年記念式典である。

「エジプトとチュニジアの英雄を支持する者は金曜日に社会のあらゆる人々と共に行進を行うべきである」と述べたエジェイー検事は、間接的に反体制派にも警告した:「我が国の国民はすでに覚醒している。必要ならばその責任を負うこともいとわないだろう。」

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( 翻訳者:有田 潤 )
( 記事ID:21443 )