アハラーム紙の変貌ぶりに驚く市民たち
2011年02月13日付 Al-Ahram 紙


■アハラーム紙が…変化を生みだす神に称えあれ!

2011年02月13日付『アル=アハラーム』

【マフムード・マッカーウィ】

昨日本紙が発行した歴史的な号の見出しには、手書きのルクア書体で3つの単語だけが書かれていた。「国民が 政権を 倒した」。このことは街頭の群衆の関心を引き、タハリール広場その他の地区で行われた祝賀では、本紙を掲げる人々の姿があった。

だが、1月25日革命指導部のフェイスブック、特に「僕たちはみなハーレド・サイードだ(We are all Khaled Said)」のページ上ではこの号の写真を掲載し、「変化を生みだす神に称えあれ」と題したトピックを立て、見出しをめぐる議論が交わされた。支持する人と反対する人、驚く人と否定する人の間でコメントは割れ、中には変革が本紙にまで及んで、今では国民の声を最優先する新たな段階に向けてエジプトメディアを牽引しているということを信じない人たちもいた。

ここにその書き込みの一部を紹介する。掲載できなかったコメントについてはお許しいただきたい。

「押さえつけられてきたメディアのみなさん、本当にかつての王は死んだんだ」
「なにこれ、ほんとにアハラーム紙なんだ! すごい」
「みんな、人々を裏切るのは止めよう。腐敗した連中を処罰して、悔い改めた人は許そう。そうして新しい時代をはじめるんだ」
「みんな、もっと前からこうなるべきだったんだ。でも彼らを少しは許してやろう」
「恐怖はこの国に巣食っていた最大の病だった。今ではその病は取り除かれた。歴史あるこの新聞を中東最強の新聞にしようじゃないか」
「昨日までは体制にこびへつらってたけど、今じゃ国民にこびへつらってる」
(中略)

「神様のおかげで成功してよかった…先行きの不透明さを恐れて、あるいは政権と結びついていた権益を心配して、変化をいまだに拒んでいる一部の同胞を神がお導きくださいますように」。

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( 翻訳者:山本薫 )
( 記事ID:21484 )