■軍最高評議会、人民議会と諮問議会の解散および憲政の停止を決定
2011年02月13日付『アル・アハラーム』
軍最高評議会は本日日曜、人民議会と諮問議会の解散および憲政の停止を決定した。同評議会の5番目の声明で明らかにされた。
また軍最高評議会は、6ヶ月間もしくは人民・諮問議会選挙と大統領選挙の完了まで国事の運営を担うこと、同評議会の議長が国内外のあらゆる政府機関を代表すること、憲法の一部条文を改正するために委員会を設置し、改正の是非を問うための国民投票のルールを定めることを決定した。
また同評議会は新内閣発足までの間、アフマド・シャフィーク内閣が職務を継続することをあらためて確認した。
また国家は自身がその当事者であるところの国際条約・協定を順守すると強調した。
声明5号の文面は以下の通り。
「これまでの経緯を踏まえ、また国民の復興を実現したいとの願望から、軍最高評議会は以下の決定を下した。
その1:
憲政の停止。
その2:
軍最高評議会は6ヶ月間もしくは議会選挙と大統領選挙の完了まで、暫定的に国事の運営を担う。
その3:
軍最高評議会の議長が国内外のあらゆる政府機関を代表する。
その4:
人民議会および諮問議会を解散する。
その5:
移行期間中は軍最高評議会が法令の発布を担う。
その6:
憲法の一部条文改正に向けた委員会の結成と、改正の是非を問う国民投票のルール策定。
その7:
新内閣発足までの間、アフマド・ムハンマド・シャフィーク内閣に職務の継続を任じる。
その8:
人民議会および諮問議会選挙の実施と大統領選挙の実施。
その9:
国家は自身が当事者であるところの国際的な条約や協定の実施を遵守する。
神のご加護があらんことを。」
(本記事は
Asahi中東マガジンでも紹介されています。)
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( 翻訳者:山本薫 )
( 記事ID:21486 )