ヴィザ撤廃なくとも企業買収で
2011年02月13日付 Hurriyet 紙

対外貿易担当のザフェル・チャーラヤン国務大臣は、ドイツでビザ問題が続いていることに難色を示し、フランクフルトで開かれたアンビエンテ・フェアでトルコ企業に国外で会社を買収したり、合併するための新しい奨励プログラムの策定が最終段階に入ったと話した。

チャーラヤン大臣は、「トルコ企業の国外進出のために、多くの取り組みにサインをした。できることはどんな支援でもするつもりだ。トルコの新路線はヨーロッパで経済的困難を強いられている17万の会社に向けられている」と話した。

大臣は、ヨーロッパ企業とは異なり経済危機の影響を受けなかったトルコ企業はこの機会を有効利用すべきだと話し、次のように述べた。「これらの(ヨーロッパ)企業は買収や合併されうる。我々はこのことに関連した取り組みを始めた。この先成功裏に完了することを目標にしている。この点でドイツやフランスを始めとして、とりわけ自動車部門で大変重要な企業が存在する。ヨーロッパの人件費の高さは我々にとって好機である。トルコはヨーロッパにとって一番近い主要な産業中心地である。この新しい取り組みの中で我々は企業に対して、法律やその他の点で支援をするつもりでいる。経済調整委員会では取り組みが終わりを迎え、法的基盤が整備されることになる。」

■裁判所の判決がある

チャーラヤン大臣は、裁判所で多くの判決が下されているにも関わらず、未だにビザ問題が起こっていることを非難し、「ビザ問題は本当に世界最大の弾圧である。これはトルコの産業に対する一番の妨害である。(ヨーロッパ諸国は)多くの国にビザなしで入国を認めている。だが、トルコやトルコの産業従事者に対しては大変厳しい妨害がある。とりわけシェンゲン協定を結んでいる国々とドイツにおいて。これらの国々を神だけでなく法廷にも訴えた。裁判所による最終的な判決で、ドイツが法律を認識しているかどうかがわかるだろう。ビザ問題がなければここに今の2倍の企業が進出してるだろう」と語った。
大臣は、フェアの参加企業が問題を認識していることを強調し、次のように話した。「この問題に取り組んでいる。今後も様々な支援に取り組んでいく。最高価格や催し物会場の使用料に至るまで幅広く支援していくつもりである。」

■デザインのために1000万リラで学校を建設中

イスタンブル鉄鋼・非鉄金属輸出商協会のターシン・オズティルヤキ会長は、フランクフルトで開催されたアンビエンテ2011フェアに114のトルコ企業が参加したことを明らかにし、「来年に開校予定の世界初の産業デザイン専門学校を建設中だ。約1000万リラ(約5億1千万円)をかけてイスタンブルにこの学校を建てるつもりだ」と話した。

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( 翻訳者:百合野愛 )
( 記事ID:21491 )