エジプト軍最高評議会、改憲委員長を任命
2011年02月15日付 al-Quds al-Arabi 紙
■エジプトで軍評議会、憲法改正委員会の委員長を任命
2011年02月15日付『クドゥス・アラビー』
【カイロ】
エジプトの統治にあたっている軍の評議会は、独立性を保った見解で法曹界の尊敬を得ている退官判事を憲法の改正提案のために創設された委員会の長に任命した。
定年退官した判事であるターリク・アル=ビシュリー氏は、司法組織の独立性の強力な支持者だ。法律の専門家たちによれば、先週金曜日に終わりを告げるまでのおよそ30年にわたるフスニー・ムバーラク政権時代に、エジプト司法への政治介入は徐々に強まっていた。
ビシュリー氏は火曜日の早朝、「軍最高評議会は改憲委員会の長に私を選んだ」とロイター通信に語った。
ムバーラク退陣に伴い国事運営を担うようになった軍評議会は、先週日曜日の声明で、憲法の一部条文の改正に当たる委員会の設置と、改正の是非を問う国民投票のルール作りを決定したと発表していた。
若者の活動家グループは月曜日、数日内に憲法改正を終わらせて、二か月以内に国民投票にかけたいとの希望を軍評議会から聞かされたと述べた。軍の情報筋によれば、二か月という期限はおおよその時間設定だということだ。
(後略)
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( 翻訳者:山本薫 )
( 記事ID:21509 )