エジプト:軍最高評議会のフェイスブック、1月25日革命に言及
2011年02月19日付 Al-Ahram 紙

■エジプト:軍最高評議会のフェイスブックにおける1月25日革命

2011年2月19日 『アル=アハラーム』紙

軍最高評議会は昨日、フェイスブックにページを作成し、すでに3150人がシェアした。それをとおして、軍はエジプト国民にメッセージを送っている。その文章は次のようなものだ。

「軍最高評議会はこのページを、エジプト国民へ、また1月25日革命の起爆剤となった名誉ある若者たちへ贈る。そして罪なき犠牲者たちへも。彼らが天国に安らぎの場を得、神の慈悲に包まれるよう、偉大なる神に祈りながら。

我々は軍最高評議会議長の決定によりこのページを立ち上げた。今後、名誉あるエジプト国民との実りある協力関係こそが、愛する祖国の安定と安全に繋がると信じて。

軍は祖国の保安、つまりは国家の保安と防衛という役割を担ったが、軍にはいかなる政治的な野望も野心もない。担ったのは安全な政権移行、民主制への移行を確保することであり、それは自由な青年たちの革命が目指したところのものである。軍は最初の日から、祖国を愛する良心の命ずるままに、これに対応してきた。愛する祖国の大地で軍が発砲することなどこれまで決してなかったし、これからもありはしないだろう。

今後の厳しい段階に向けて、軍はエジプト国民に、そして自由な青年たちに協力を切に求める。なぜなら軍は今、安定を確保する基盤であり、革命の寵児たち、偉大なるエジプト国民にとって無事と安全を守る盾となっているからである。」

このメッセージは軍がエジプト国民及び世界に送った最初のメッセージでもなければ、最後のものでもない。なぜならば最初の日から軍は兵士を街に送りだすことによってメッセージを送り続けてきたからだ。国民と軍は一体であるというメッセージを。

(本記事はAsahi中東マガジンでも紹介されています。)

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( 翻訳者:八木久美子 )
( 記事ID:21554 )