モッタキー前外相「エジプトの民衆は我々の戦術を利用している」
2011年02月13日付 Mardomsalari 紙

モッタキー氏は「アメリカはエジプト情勢について、疑問を発する立場にあらず、むしろ自らの外交政策に関して答えるべき立場にある」と述べた。

 ISNAによると、イラン前外相のマヌーチェフル・モッタキー氏はイスラーム連合党全国各州書記官会議で、イスラーム革命の勝利について言及し、「アメリカはかつて、イスラーム革命の勝利を阻止出来なかった。そこで、彼らはイスラーム革命の抑え込みに乗り出した。というのも、西洋にとって最大の不安は、イスラーム共和国の周辺に〔イスラーム革命が〕波及することであったからだ」と述べた。

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 モッタキー氏は「イスラーム諸国の今日の動きは、イスラーム共和国からの影響によるものだ。比較するならば、われわれのイスラーム革命とこれらの動きの間には、一種の共鳴関係、あるいは目標や戦術の同一性があることがわかる」と説明した。

 モッタキー氏は、中東地域は敵にとってきわめて重要な地域だと強調した上で、「敵は過去60年間にわたって、地域のすべての国がシオニズム体制という仕組みに沿った政策を立てるよう、計画を練ってきた。地域には一種の絶望が支配し、多くの国が〔イスラエルとの対決ではなく〕妥協に流れる原因となった」と述べた。

 前外相はその上で、「イスラーム革命の勝利と、それ以来長きにわたる敵に対する〔イラン〕人民の抵抗は、西洋の信念体系に変更を迫るものであった。今日エジプト人民は、我々が革命で用いたのと同じ戦術を利用している。西洋諸国も、エジプトで起きているこれらの運動を信じることができず、旧来の自らのモデルを利用〔して理解・対応〕しようと懸命に試みている」と指摘した。

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( 翻訳者:多田直輝 )
( 記事ID:21558 )