サーレヒー外相「エジプト人民の蜂起はイラン・イスラーム革命のメッセージから生まれた」
2011年02月12日付 Iran 紙

アリー・アクバル・サーレヒー外相は、チュニジアやエジプト人民による蜂起はイラン・イスラーム革命のメッセージから生まれたものだとし、「このメッセージは地域各国の人々、特にチュニジアやエジプト、イエメン、ヨルダンの各人民の耳へと届き、彼らの蜂起の背景を用意したのだ」と述べた。

 同氏は、ガズヴィーンで行われた金曜礼拝での説教前の演説で、われわれが成し遂げたイスラーム革命のメッセージとは、人間の中にある神性への回帰を呼びかけるものであったと指摘し、「イスラーム革命の基礎部分は、神の唯一性(神の下での統一)と正義の普及を中心に築かれている」と続けた。

 同氏は、次のように述べた。「〔シーア派の〕アーシューラーの儀式の際に〔スンナ派の〕トルコ首相が〔同儀式に参加して〕演説を行ったり、アメリカの地でイマーム・ホセインの名が声高に唱えられたり、といった〔シーア主義が世界中に拡大するような〕出来事が起きたのも、こうした〔イスラーム革命の〕中心的テーマが原因なのである。これらは全て、神聖なるイスラーム共和国体制のお陰なのだ」。

 さらに、「西洋の理論家たちは〔イラン・イスラーム革命後〕32年間、特に88年の反乱〔※2009年6月の第10期大統領選に伴う騒擾のこと〕の際、この体制の崩壊を議論してきた。しかし正確に分析するならば、この間実際には、聖なる恵みに満ちたこの体制の生命に、神の恩寵が降り注ぐさまをわれわれは目にしてきたのだ」と強調した。

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( 翻訳者:鳥光真理子 )
( 記事ID:21577 )